こんにちは、KENです。
突然ですが問題です。
下のスニーカーに使用しているのは“本革 or 合皮”どちらでしょうか?
・・・
正解は本革です。
続いてはこちら。
下のスニーカーに使用しているのは“本革 or 合皮”どちらでしょうか?
これは今回僕が購入した、合皮のスニーカーです。
昨今サスティナブルやSDGsなどの活動が広がり、ハイブランドを筆頭に“合成皮革(フェイクレザー)”を使用するアイテムが増えてきました!
それに伴い、昨今の合皮はクオリティも上がってきているというではありませんか!
…ちょっと気になる。
ということで、合皮仕様のアイテムを急遽購入!
さすがに合皮の革ジャンには抵抗があるので、実用性の高そうな“合皮のスニーカー”をゲットしました!
そこで今回は、レザーソムリエ兼 革ジャン好きの僕が『合皮(フェイクレザー)のスニーカーを購入し、実際に使ってみた感想をご紹介』していきたいと思います!
果たして近年のフェイクレザーはレザーソムリエの僕も満足するクオリティなのでしょうか?
フェイクレザー スニーカーの評判はいかに!
合成皮革(フェイクレザー)とは
普段よく耳にする“合成皮革(フェイクレザー)”とは、具体的にどんな素材を指すのでしょうか。
フェイクレザーといえども定義は広いですが、一般的には天然の布地に合成樹脂を塗布し、表面を天然皮革に似せたものを合皮(合成皮革)と言います。
なので、本革と合皮の見分け方として“裏面”を見るとその違いが分かりやすいですね。
数年前まで合皮というと、安っぽくてビニールみたいで「いかにも合皮です!」っていうイメージが強かったと思います。
しかし昨今では非常にクオリティが上がってきている上、キノコなどを使用した“サスティナブルレザー”と呼ばれる素材も注目を集めています。
近年において“合成皮革=安物”というイメージは払拭されつつあるようです。
購入した合皮レザーのスニーカー
それでは本題に入り、購入した合皮のスニーカーをレビューしたていきたいと思います。
今回購入したスニーカーがこちら↓
【Dedes(デデス)】
ローカットスニーカー ¥4,950
“DEDEsKEN(デデスケン)”のセカンドラインに位置する、“Dedes(デデス)”という比較的リーズナブルなシューズブランドのスニーカーです。
リーズナブルと言えどもあなどることなかれ!
ぱっと見た感じだと本革は合皮か見分けがつかないくらいクオリティが高いですよね。
一見本革と言われても疑いようはありません!
本革特有の不揃いなシボ感も見事に再現しています!
しかも価格がめちゃくちゃ安い!
本革だったらどんなに安くてもこの倍近くはすると思います。
デザインはすっきりとしたスタンダードなレザースニーカー。
ワイズはやや細くなっており、キレイめな印象で合わせられる一足になっています。
今回僕はオフィスカジュアル用に履こうと思い購入しました!
合皮のメリットとデメリット
それでは実際に合皮のスニーカーを1週間履いてみて感じた、メリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。
ちなみにこちらが実際に1週間しっかり履いた合皮レザーのスニーカーです↓
合皮スニーカーのメリット
まずは僕が感じたフェイクレザーのスニーカーのメリットは以下の5つです。
1.価格が安い
まずはなんと言っても本革に比べて、リーズナブルな価格で買えるという点。
ブランドにもよりますが、一般的には本革の製品の半分くらいの価格で買えるのではないでしょうか。
2.思いのほか風合いが良い
そして僕が一番驚いたのが素材の風合いが良いという点。
正直触ってみても合皮かどうかは分からないほどです!
技術の進歩というやつでしょうか…
3.はじめから馴染みが良い
3つ目は、素材が柔らかく最初から馴染みが良いという点。
もちろん本革も何度か履くことで足に馴染み履きやすくはなってくるのですが、はじめからストレスなく履けるのは合皮のメリットかなと感じます。
4.蒸れにくい
4つ目は蒸れにくいという点。
おそらく通気性の問題だと思うのですが、フェイクレザーのスニーカーだとこの暑い時期に履いても蒸れにくいように感じました。
これは結構嬉しいポイントです!
5.雨の日でも気兼ねなく履ける
最後のメリットはお手入れが楽という点。
雨の日などでも気兼ねなく履けるのは、合皮ならではのメリットかなと思います。
合皮スニーカーのデメリット
続いては、1週間履いてみて感じたフェイクレザーのスニーカーのデメリットを挙げていきたいと思います。
1.不自然なシワが入る
上記の画像のように本革の“あじ”とは異なる、不自然なシワが入ってしまうという点です。
素材の風合い自体は悪くないのですが、やはり長く履いていくと“合皮らしさ”が出てきてしまいそうな気がします。
2.耐久性が低い
2つ目は前述した内容と少しかぶるのですが、本革に比べて耐久性が劣るというデメリットがあります。
僕が実際に履いた1週間ほどでは全然問題ありませんが、3ヶ月…半年と履いていくと、やはり経変劣化が出てくると予想されます。
3.所有満足度が低い
3つ目のデメリットは精神面にはなるのですが、所有満足度が低いという点。
やはり本革のように「育てていこう」という感覚が味わえない分、消耗品としての意識が強くなるアイテムにはなるかもしれません。
合皮のスニーカーはあり?なし?
合皮のスニーカーを買ってみた感想ですが…
僕は「TPOによっては全然あり!」だと感じました!
と言うのも、メリットとデメリットを比較した際、メリットの方が大きいかなと思ったからです。
スニーカーの用途として考えた場合、合皮というのは非常に使い勝手が良く実用性が高いアイテムになります。
そして何よりも、僕が想像していた昔のフェイクレザーと全く別物で、風合いがめちゃくちゃ良くて高見えすると思います!
見え感を重視されるのであれば、合皮のスニーカーで充分だと感じました!
おそらく革にそこまで詳しくない人だと、本革って言っても気が付かないレベルじゃないかな…
もちろん個人的な見解にはなるので、「やっぱり本革じゃないとダメだ」という方も多いと思います!
…僕もアイテムによってはまだその内の1人です。
まとめ
ということで今回は、レザーソムリエ兼革ジャン好きの僕が、合皮(フェイクレザー)のスニーカーを実際に使ってみた感想をレビューしてみました!
今回はじめて合皮のスニーカーを買ってみて、僕個人の意見としては「合皮のアイテムって思っていたより悪くないな」というのが率直な感想です!
合皮のスニーカーであればシーンや用途によっては全然ありだなと感じました!
しかし!
さすがにまだ合皮のジャケットやバッグなどを購入する気はありません。
見ためのクオリティは高かったとしても、本革ならではの“経年変化”や“風合いの奥行き”というところで言えばまだまだ本革には程遠いと思います。
“経年変化も楽しみたい”という方には、やはり本革のスニーカーの方がオススメかもしれません!
とは言え、もし合皮を使用したアイテムが気になっていたという方はぜひ参考にしていただき、「いいかも」と思った方は試してみる価値はあると思います!
また、気になる合皮アイテムなどがあれば教えていただけると嬉しいです!
それでは本日はこの辺りで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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