こんにちは、KENGOです。
今週はついに動き出した『プロジェクト EMULSION. 第2弾』についてのご報告になります。

実は水面下で動いていた『プロジェクト EMULSION.』。
すでにサンプルのジャケットも完成し、いよいよ新しい挑戦がカタチになりつつあります。
今回のプロジェクトは、レザー好きとしても、ブログ運営者としても、自分自身にとって大きな挑戦となる内容となっております。
私ごとではありますが、ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。
プロジェクト「EMULSION.」とは

“EMULSION.(エマルション)”は、レザーブランドiameと当ブログオトコフクDXによる共同プロジェクト。
昨年に始動し、今年3月にはライダースジャケット[EMULSION-01]をリリースしました。
[EMULSION-01]
わずか1ヶ月ほどの受注期間にも関わらず、多くの方に選んでいただき、改めて革ジャンの魅力を再認識できた企画でした。
オーダーいただいたジャケットは、現在一着ずつ丁寧に製作されているとの報告を受けています。
到着まで楽しみにお待ちください。
EMULSION.第2弾 始動

そして今回、いよいよ「EMULSION.第2弾」がスタートいたします。
しかも、ただの新作ジャケットではありません。
なんと今回、“革ジャンづくりの根幹”から参画させていただき、Ryukiさんと共にオリジナルレザーを作り上げたのです。
その名も「EMULSIONレザー」。
そしてこのオリジナルレザーを使い、新たなモデル[EMULSION-02]もすでにサンプルが完成しています。
ここではまず、その核となるオリジナルレザー誕生のストーリーをお届けします。
EMULSIONレザー誕生までのストーリー

今回のプロジェクトで何より大きいのは、iameのRyukiさんと一緒に革を作り上げられたこと。
常識を疑い、革ジャンの可能性を探り続けるRyukiさんの姿勢には、いつも刺激を受けています。
今回の企画が単なるコラボにとどまらず、僕自身の想いを引き出してくれたのもRyukiさんでした。
「KENGOさんが本当にやってみたい革を、一緒に形にしてみませんか?」
その一言がなければ、今回の挑戦は生まれていません。

Ryukiさんからの提案を受け、真っ先に浮かんだのが“鹿革(ディアスキン)”でした。
以前からこのブログやSNSを見てくださっている方はご存知かもしれませんが、僕は革の中でも大の“鹿革(ディアスキン)”好き。

これまでにディアスキンの革ジャンは、何着も購入してきました。
もちろん馬革の力強いエイジングは、めちゃくちゃ大好き。
…なのですが、今の自分のライフスタイルなどを考えると、着用シーンが限定されてしまっている現状。

そんな中、鹿革は“革のカシミヤ”と呼ばれるほど軽くて柔らかく、着心地というの面では理想的な革。
しかしその一方で、(僕の知る限り)これまで世に出ている鹿革ジャケットには、少々“物足りなさ”を感じるのも事実でした。
もし「鹿革にハリと経年変化の味わいを持たせることができたら…。」
そう考えRyukiさんに提案したところ、「iameの生産背景なら面白い革ができるはず」と背中を押してくれました。
ここからEMULSION.としての本気の挑戦がスタートしたわけです。

オリジナルレザーの製作を担ってくださったのは、iameの“熊本レザー”を生み出すタンナー・オールマイティさん。

オールマイティの会長である、水瀬さんの革づくりに対する信念は本当に圧巻。
以前生産現場を見学させていただいたときにも深い感銘を受けました。
今回Ryukiさんの橋渡しによって、そのチームに参画できたことは、革ジャン好きとして大きな誇りです。

Ryukiさんと共にオールマイティさんに伺い、その思いを水瀬さんにぶつけたところ…
「できるで!」と、即答。
その瞬間に、この挑戦は本物になると確信しました。
なぜ鹿革は柔らかいのか。なぜハリが生まれないのか―。
これまで素材そのものの特性だと思っていたことが、実は製造工程の違いに起因していたことを教わりました。

実際に水瀬さんが過去に作製したディアスキンを見せていただき、そのイメージの違いに衝撃を受けました。
さらに鞣し方や加工を調整することで、僕らの理想に近づけられる。
まさに「鹿革の常識を覆せる」と確信した瞬間でした。

ジビエ系の革づくりに強みを持つオールマイティさんは、独自の原皮ルートと高い技術力を持つタンナー。
原皮調達から鞣し、仕上げ加工までを徹底することで、世に出回っているディアスキンとは一線を画す、唯一無二のディアスキン作製を可能としています。

今回の「EMULSIONレザー」製作にあたり、Ryukiさんは実際に水瀬さんの原皮調達へ同行してくださいました。
その映像には、水瀬さんの“革づくりに対する哲学”。希少な鹿原皮の背景や他の原皮との違い、さらには仕入れ先さんの徹底したこだわりまでもが収められています。
この模様はiameチャンネルにて公開中。
(https://www.youtube.com/watch?v=BRXKFY7IPRw)
単なる制作記録にとどまらず、皮革への理解が一段と深まる濃い内容です。
本プロジェクトに興味がなくても、革ジャン好きなら必見の動画だと思いますので、ぜひチェックしてみてください。

こうして誕生したのが、完全オリジナルのディアスキン「EMULSIONレザー」。
・それでいてシワが定着するほどの強いハリ
・経年変化を存分に楽しめるポテンシャル

軽快さと強いハリ。相反する要素を併せ持つ、まったく新しい鹿革です。
SNSに公開した際にも大きな反響をいただき、「見たことのない鹿革だ」と驚く声も多数寄せられました。
僕自身もこの風合いの鹿革は初めて。
おそらく多くの方にとって、鹿革のイメージが180度変わるはずです。
今回のタンナー・オールマイティさんでの模様を、iameチャンネルで公開しております。
こちらも併せて見ていただけると、現場でのリアルな空気感が感じれるかと思います。
ぜひともチェックしてみてください。
【革ジャン】非常識な鹿レザーでライダースジャケットを作ります(前編)
(動画時間12:30)
次回予告:新モデル[EMULSION-02]

この「EMULSIONレザー」を使った新作[EMULSION-02]。
すでにサンプルは完成しており、その仕上がりに僕自身もワクワクが止まりません。
果たしてどんな革ジャンに仕上がったのか?
来週の記事で、その全貌をご紹介します。ぜひお楽しみに!
それでは今週はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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