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「革ジャン」と「サステナブル」について調べてみた!

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革ジャンとサスティナブルについてライダース

こんにちは、KENです。

今回は革ジャンにまつわる、時事ネタをテーマにしてみたいと思います。

ここ最近、耳にすることが増えた“サステナブル(サスティナブル)”という言葉。

革ジャンとサスティナブルについて

近年ファッション業界でも、海外のブランドを中心に本革を使用しない商品の開発に注力する企業が増加しているようです。
その影響もあってか、「革を使用する=サステナブルではない」という認識を持つ人も増えきている気がします。

この認識は正しいのでしょうか?

そこで今回は、胸を張って「革ジャンが好き!」と言えるよう、革ジャンとサステナブルについて詳しく調べていきたいと思います!

革ジャンとサスティナブルについて

革ジャン好きとして、この“サステナブル”という問題にどう向き合うのか?

僕は専門家ではありませんが、レザーソムリエの端くれとして、なるべく伝わりやすいようまとめていきたいと思います。

今回は革ジャンが好きな方、革製品が好きな方に読んでいただきたい内容になっています。
ぜひ最後までチェックしてみてください!

 

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サステナブルとは

革ジャンとサスティナブルについて“サステナブル”とは、直訳すると「持続可能な」という意味になります。

2015年に国連で採択されたSDGs(エス・ディー・ジーズ)という取り組みがきっかけで、世の中に広く浸透する言葉となりました。

SDGsについて

また近年では、国や企業だけではなく、個人としての向き合い方も見直していこうという傾向にあります。

今回ここでフォーカスするのは“サステナブル素材”についてです。

噛み砕いて言うと、「今の社会を持続できるよう、地球や環境に負荷の少ない素材を使用しましょう」という解釈になります。

革ジャンとサスティナブルについて

代表的なサステナブル素材として、オーガニック素材リサイクル系素材などが挙げられます。

そう聞くと一見、“皮革”はサスティナブルからかけ離れているようにも感じますが、どうなのでしょうか?

 

サステナブルとレザー

革ジャンとサスティナブルについて

それでは本題。
サステナブルとレザーの関係性について考えていきたいと思います。

まず僕が言いたいのは、「革を使用する=サステナブルではない」という考えは間違いであるということ。

実はレザーもサステナブルな素材だということです。

革ジャンとサスティナブルについて

そもそも大前提として、革製品に使用される皮革というのは“副産物”です。
つまり、食肉用動物からとれた本来廃棄されるはずの皮を利用しているということになります。
(一部の超有名ブランドに例外はあると聞きますが…)

おすすめの“ディアスキン ライダースジャケット”を集めてみた!

よって現状では、皮革というのはむしろエコな素材として認識されています。

さらに言うと、植物性の鞣し剤が使用されている“タンニン鞣し革”は、自然分解され土に還る革素材です。
そのため環境にも考慮された革として扱われています。

革ジャンとサスティナブルについて(100%植物性のタンニンで鞣されている“タンニン鞣し”)

確かに、皮革消費量が食肉消費量を上回るとなれば、環境問題に繋がります。
しかし現状それはあり得ないことです。

今の人間の“食文化”が変わらない限りは、副産物である皮革は「サステナブルな素材である」と考えられます。

革ジャンとサスティナブルについて

とは言え、牛のゲップが地球温高に繋がるという事例や、鹿の唾液が自然破壊に影響するという問題は事実としてあります。
おそらく将来的には家畜動物を減らす取り組みが、さらに進行していくと予想されます。
そうなれば、必然的に皮革の流通量が減少することは避けられない現実なのではないでしょうか。

 

リアルレザーとフェイクレザー、どちらがサステナブル?

フェイクレザー(合皮)とは

そうなると気になるのが、「リアルレザー(本革)とフェイクレザー(合成皮革、人工皮革)どちらがサステナブルなのか?」という疑問。

個人的な見解から言うと、現状ではリアルレザーの方がサステナブル素材だと考えています。

その1つの大きな理由として、リアルレザーの圧倒的な耐久性が挙げられます。

“持続可能=耐久性”と考えると、圧倒的に長く使用できるリアルレザーの方がサスティナブルと解釈できるからです。

その最たる例が“ヴィンテージアイテム”
30年以上前のレザージャケットが現在でも変わらず価値を持ち(むしろ価値が上がっているものもあります)、今でも取引されています。
もちろん着用することだってできます。

ハイウェイマン
これはフェイクレザーのジャケットでは絶対に考えられないことです。
フェイクレザーは1~2年ほどで加水分解してしまい、製品としての価値を無くしてしまいます。

加水分解した合皮(加水分解した合成皮革)

確かに近年の合皮は技術が向上し、一昔前に比べ格段に質が上がりました。
しかしそれでもまだまだ本革の方が、耐久性は遥かに上と言えるでしょう。

10年単位で使用できるリアルレザーと1,2年で廃棄しなければいけないフェイクレザー。
どちらがサステナブルかと聞かれると明白だと思います。

 

リアルレザーとヴィーガンレザー、どちらがサステナブル?

サスティナブルレザー

冒頭でも述べたように、近年では従来のフェイクレザーに変わる“ビーガンレザー(培養レザー)”の開発が進んでいるようです。

ビーガンレザーとは、動物由来の素材を使用しない人工皮革のことを指します。
(※サステナブルという意味においては、石油由来の人工皮革は除く)

そこで最も注目を集めているのがHERMES(エルメス)
エルメスではキノコの細胞を使用した、マッシュルームレザーの開発に取り組んでいます。

エルメスのマッシュルームレザーを使用したバッグ(マッシュルームレザーを使用したバッグ)

また、adidas Originals(アディダス オリジナルス)でもその動きが見られています。
なんとあの世界で一番売れているスニーカー、スタンスミスの本革仕様を全て廃止。
2021年より動物由来の素材を使用しない、ビーガン設計に切り替えています。

アディダスのサスティナブルスニーカー(サステナブルレザーを使用したスタンスミス)

 

このように世界を代表するブランドやメーカーを皮切りに、着々とサステナブルへの取り組みに努めています。

確かに将来的に見ると、動物の皮を使用しないビーガンレザーは地球に優しく、サステナブルな素材と言えるでしょう。

しかし現段階では、耐久性や使用感などははっきりとしていません。
また価格も非常に高額になると言われており、どこまで消費者に普及するのかも課題です。

サスティナブルレザー

つまりビーガンレザーというのは、期待値は高いですがまだまだ発展途上の段階。
リアルレザーよりもサステナブルと断言できるのはまだ少し先の話かもしれません。

 

まとめ

ということで今回は、『革ジャンとサステナブル』について調べ、オトコフクDXなりの考えをまとめてみました。

ミズノのストロングオイルを革ジャンに使ってみた

おそらくこの“レザーとサステナブル”の考え方に関しては、個人の見解によって様々な意見があると思います。

ただ今回僕が一番伝えたかったことは、「革を使用する=サステナブルではない」という認識は正しいのか?ということです。

確かにファッション業界の動きとして、「本革を使用するのは控えよう」という傾向にあります。
だからといって人工皮革が絶対的にサスティナブルかと言われると、それも定かではありません。

ファインクリークレザーズの魅力

レザー好き・革ジャン好きとして、大好きな革ジャンを永く愛用すること。

それが僕たち消費者にできる、サステナブルに対する向き合い方ではないでしょうか。

少し楽観的な解釈に思えるかもしれませんが、サステナブルの本質的なところにも繋がっているはずです。

「レザーとサステナブル」について、皆さんはどうお考えでしょうか。
ご意見などを聞かせていただけると嬉しいです!

それでは本日はこの辺りで。
最後までご覧いただきありがとうございます!

 


 

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