こんにちは、KENGOです。
先日インスタを通じて仲良くさせていただいている、mikiさんと一緒に大阪でお買い物をしてきました。
やっぱり共通の趣味を持つ人と一緒にお買い物するのはホント楽しいですね。
“革ジャン”が繋いでくれた出会いに感謝です。
しかもですね…
その時にmikiさんが所有する革ジャンをいくつかの拝見させていただいたんですよ。
いやぁー、ほんと堪らんっ!
そこで!
今週は『革ジャン仲間の私物紹介』と題して、mikiさんの私物革ジャンをご紹介していきたいと思います。
このブログで人様の革ジャンをがっつりご紹介するのは今回がはじめて!
革ジャン愛好家のmikiさんの革ジャンとはどんなラインナップなのか?
そしてそのエイジングはいかに!?
エイジングマニアの皆さま、ぜひ最後までチェックしてみてください!
買ったその日に革ジャンを洗う!?
mikiさんの革ジャンを見てもらう前に、簡単にmikiさんについてご紹介させていただきます。
mikiさんは革ジャンをはじめ、ブーツ、ベルトなど革製品を愛してやまないレザーマニア。
レザーアイテムを所有することだけに留まらず、スタッズベルトやバングル、財布や小物までも自身で作製されているほどです。
(mikiさん自作の財布とベルト)
実際に見せて見せていただいたのですが、そのクオリティの高さに驚きました。
聞くところによると、ご自宅には様々な革がロールでストックしてあったりと、もはや片足職人さんの域ですね。
そんなレザーマニアmikiさんですが、革ジャンの扱い方(育て方)にも面白い特徴があります。
それは“買ったその日に革ジャンを洗う”ということ。
70年代のスタイルがお好きなmikiさんは、所有する革ジャンをヴィンテージ革ジャンの風合いに近づけるため、必ずウォッシュをかけて風合いを変化させるそうなのです。
後ほど見ていただきますが、革ジャンをウォッシュすることでアタリが強く現れ、非常に豊かな表情に仕上がっています。
洗いをかけ、四方からくるくると畳むことで革の繊維をほぐしヴィンテージレザーのような風合いを再現しているのだとか。
実はこれって実際に革の加工でも用いられる伝統的な手法で、有名なところでいうと“茶利革”と呼ばれる革があります。
茶利革とは、職人が革を一枚一枚パルメラート加工(八方揉みしていく手法)を採用した伝統的な革。
つまりmikiさんが独自に編み出したオリジナルの加工は理にかなっており、革本来の特性を熟知しているからこそ生まれた発想なのかもしれません。
「革ジャンは洗えない」という既成概念に囚われないことで、独自のエイジングを楽しみ、唯一無二の革ジャンへと育て上げるmikiさん。
もはや僕にとって“エイジングの匠”とも呼べる存在なのです。
mikiさんのレザージャケット
それでは実際にmikiさんの革ジャンをご紹介していきたいと思います。
今回はmikiさんが所有される数ある革ジャンの中から、厳選して5着用をピックアップします。
(この日のためわざわざ僕の自宅まで私物の革ジャンを持ってきてくださいました…本当に感謝です。)
ルイスレザー/サイクロン
Lewis Leathers / サイクロン(441T)
1着目はルイスレザーより“サイクロン”。
着用年数は約6年。
一見ブラックに見えますが実はネイビーカラー。
ルイスのシープならでは力強いシボ感が、ウォッシュをかけることでさらにくっきりと現れています。
まるでルイスレザーのエイジングお手本とも呼べるような、素晴らしい経年変化をした一着です。
アディクトクローズ/AD-11
ADDICT CLOTHES / AD-11
2着目はアディクトクローズより“AD-11”ホースハイド。
着用歴は今回ご紹介する革ジャンの中でも一番長く10年もの。
カラーはダークブルー。
こちらは初期のモデルなので、馬革ですが茶芯仕様になっています。
革の風合いも現行品と少し異なりますね。
褪色が進み下地の色と相まってターコイズっぽい色合いに変化しています。
色味もかなり良い感じに変化しています。
ちなみにこれが購入当初の写真だそうです。
全然色味違いますよね。
こうしてみると初期モデルのアディクトのエイジングもめちゃくちゃ良いですね!
アディクトクローズ/AD-04
ADDICT CLOTHES / AD-04
3着目は同じくアディクトクローズより“AD-04”シープスキン。
着用歴は約2年。
カラーも同じく茶芯のダークブルーなのですが、上記のモデルとは染色の仕上げが異なるためほとんど褪色していません。
少し深みが増してダークネイビーくらいのカラーになっています。
着用歴2年とは思えないほど腕のシワが深く細かく刻まれており、いい表情にエイジングしています。
ファスナーのうねりなんかもいい味出が出ているんですよね。
ファインクリークレザーズ/リンチバーグ
FINE CREEK LEATHERS / Lynchburg
4着目はファインクリークレザーズより“リンチバーグ”。
着用歴は約6年。
mikiさんが所有する革ジャンの中でも一番多く洗いをかけている一着なんだとか。
新品当初に比べると、かなりマットな風合いでヴィンテージっぽい質感に仕上がっています。
縁から茶芯がのぞき、新品の状態とは全く違う印象ですよね。
これはmikiさんのひと手間もふた手間も加えた、オリジナル加工があってこその完成度だと思います。
ジェラード/スモーク
JELADO / SMOKE
最後にご紹介するのは、ジェラードよりEast West社のスモークをモチーフにした一着。
今回ご紹介する中で唯一ライダースではない革ジャンになります。
着用年数は約3年。
使用している革はバッファローレザー。
バッファローレザー特有の力強いシボ感と、光沢感が印象的な一着です。
70年代がお好きなmikiさんは、同じくEast West社の名作をモチーフとしたレザージャケットをいくつも所有されています。
ライダースジャケットとはまた違った雰囲気で着こなせる革ジャンってのも良いですよね。
mikiさんのスタイリング
最後はmikiさんの革ジャンコーデを3つご紹介します。
前述したようにmikiさんは70年代のファッションに強く感化され、スタイリングの軸にも当時のカルチャーが組み込まれています。
ただ当時のファッションをそのまま投影するのではなく、シルエットだったり小物を上手く使いモダンな印象にまとまっています。
ルイスレザー(サイクロン)にグレーパンツを合わせたオーセンティックなスタイリング。
全体のシルエットバランスが洗練されており、すごくお手本になるコーディネートです。
先ほどの革ジャンをアディクトクローズのAD-11に変えたコーディネート。
同じダブルライダースですが、色合いが変わると全体の印象もガラッと変わりますよね。
革ジャンのシルエットも相まって、先ほどのコーディネートよりもカジュアルダウンしたスタイリングになります。
最後は、ファインクリークレザーズのリンチバーグにヴィンテージのミリタリーパンツを合わせたコーディネート。
上記2コーデとは印象が変わって、Aラインシルエットで無骨な雰囲気を醸し出したスタイルです。
革ジャンの丈感も絶妙でめちゃくちゃかっこいいですよね。
全てのコーディネートに共通して言えるのが、小物使いがとてもお上手でコーディネートに良いアクセントがプラスされています。
まとめ
ということで今週は『革ジャン仲間の私物紹介』と題して、以前から交流のあるmikiさんの私物革ジャンをご紹介させていただきました。
革ジャン仲間の方の持ち物を、ここまでじっくり拝見させていただいたのは初めての経験。
自分以外の人の革ジャンを見るのって、めちゃくちゃテンション上がりますね!
革ジャンの経年変化というのは、着用者のライフスタイルや人間性がダイレクトに投影されるものだと思っています。
そしてmikiさんの革ジャンを拝見すると、この方が“いかに革ジャンを愛しているのか”が見てとれました。
マニアも唸る革ジャンのラインナップ。
そして革本来のポテンシャルを最大限まで引き出した経年変化。
更には自身の中に明確な“軸”を持つ革ジャンの着こなし。
本当に見ごたえがありました。
mikiさんのインスタアカウントでは、今回ご紹介した革ジャン以外にも革ジャンやレザーアイテムを見ることができます。
是非チェックしてみてください。
mikiさんのインスタアカウントはこちら>>
mikiさん!今回はご協力いただきまして本当にありがとうございました!
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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