こんにちは、KENです。
さっそくですが、ダブルライダースジャケットには大きな2大勢力が存在します。
そう!
“アメジャン派”と“ロンジャン派”
永遠のライバルとも呼べるこの2大勢力!
どちらも現代のライダースジャケットの代表格であり、男の憧れでもあります。
しかし、一体どちらが人気なのか?
もし1着買うならどっちがおすすめなのか?
今回は『アメジャンvsロンジャン』と題して、2つのライダースジャケットを徹底比較していきたいと思います!
食わず嫌いの方も、この記事を読むと考えが変わるかもしれませんよ!
ぜひチェックしてみてください。
アメジャンとロンジャン
まずはアメジャンとロンジャンの違いについて簡単に説明します。
アメジャンとは…
アメジャンとはその名の通り、アメリカ生まれの革ジャン(ライダースジャケット)のことです。
ダブルライダースのルーツとも言えるアメジャンは、1939年に“ハーレー・ダビッドソン”から今日のダブルライダースの原型にあたるモデルが誕生したそうです。
元々のバイクウェアというエッセンスが強く残っており、堅牢で男臭いといったワイルドな印象のライダースです。
ロンジャンとは…
ロンジャンとはその名の通り、イギリス(ロンドン)で生まれたブリティッシュ仕様の革ジャンのことです。
ロッカーズやパンクカルチャーとの関係性が強く、不良っぽさを醸し出すファッションアイコン的な存在として、1970年代半ばからUKストリートスタイルに浸透していったそうです。
アメジャンの屈強で無骨な作りに対して、英国らしいスタイリッシュなエッセンスがプラスされたモデルが多く存在します。
ちなみに、アメジャンは「USライダース」、ロンジャンは「UKライダース」とも呼ばれています。
アメジャンとロンジャンの特徴
アメジャンとロンジャンの違いはもちろんカルチャーだけではなく、デザインにも大きく反映されています。
それぞれの特徴をざっくりまとめてみました。
アメジャンの特徴
ディテールの大きな特徴は、存在感のあるウエストベルト、両肩のエポーレット、また元々バイクウェアだったこから、背中にはアクションプリーツが付いているモデルが多いです。
そして王道のアメジャンのシルエットは、着丈が短くボックスシルエットになっています。
ロンジャンの特徴
ロンジャンはアメジャンに比べミニマルなデザインになっており、サイドのアジャスタベルト又はフロントのバンド仕様になっています。
また襟がやや大振りになっているのも特徴です。
アメジャンよりも縦長でスリムなシルエットで、スタイリッシュに着こなせます。
アメジャンを代表するブランド
【Schott(ショット)】
言わずと知れたアメジャンを代表するブランドの1つ“ショット”。
有名なモデルとしては“613(ワンスター)”や“641”が存在します。
【VANSON(バンソン)】
こちらもライダース好きなら知らない人がいない人気ブランド“バンソン”。
アメジャンながら、ウエストベルトやエポーレットを取り払ったシンプルなモデルも多く存在します。
ロンジャンを代表するブランド
【Lewis leathers(ルイスレザー)】
世界各国にファンを持つ、ロンジャン…いやライダースの代名詞と言っても過言ではない“ルイスレザー”。
サイズ、シルエット、レザーの種類、カラーなど多くのバリエーションを展開しており、オーダー注文が可能なのも魅力です。
【JAMES GROSE(ジェームスグロース)】
2015年に40年ぶりの復活をとげた老舗レザーブランド“ジェームスグロース”。
イギリスを代表するライダースを作るブランドの1つで、日本でもファッショニスタから愛されるブランドです。
【ADDICT CLOTHES(アディクトクローズ)】
日本のレザーブランド“アディクトクローズ”。
イギリスのヴィンテージライダースジャケット専門店が手掛けたということだけあって、本物のヴィンテージのような風合いを楽しめるラインナップです。
【666(ロクロクロク)】
ロンドンのパンク・ロックカルチャーが詰まった日本のブランド“666”。
パンク・ロック好きはもちろん、レザー好きからも定評のあるモデルを展開しています。
使えるのはどっち?
では実際に「アメジャンとロンジャン、スタイリングに取り入れやすいのはどっち?」
というと、僕は完全に“ロンジャン”だと思います!
というのもアメジャンは元々、腕が太く上半身がしっかりとしたアメリカ人体系に似合うよう設計されていることが多いので、着る人の体型や雰囲気を選んでしまいます。
下の画像は同じSchottのワンスターを、似たコーディネートで着用しているイメージです。
どうですか?
個人的には左のモデルさんの方がハマっていると感じます。
このようにアメジャンは、ある程度がっしりとした体型で、男らしい雰囲気の人の方がハマりやすいように作られています。
一方ロンジャンはというと、元々手足が長く細身のヨーロッパ人向けに作られているので、細身の人でもキレイに着こなすことができます。
そういった意味でも、アメリカ人に比べ華奢な体格の日本人には、アメジャンよりもロンジャンの方が合わせやすいということです。
※もちろんアメジャンがめちゃくちゃ似合う日本人だってたくさんいらっしゃいます!
また、ロンジャンは細身の人だけではなく、体格の良い人でもキレイに着こなせます。
例えばルイスレザーには“レギュラー”と“タイトフィット”というモデルがあるので、自分の体系に合ったシルエットを選ぶこともできます。
ラグビー選手だってこの通り↓
ラグビー日本代表稲垣選手(インスタグラムより引用)
体格の良い稲垣選手だって、ロンジャンをめちゃくちゃかっこよく着こなしています!
よって“街着用”と考えた場合、現代のスタイリングにもハマるロンジャンの方が使いやすいと考えられます。
アメジャンなのにスタイリッシュな一着
じゃー「華奢な人はアメジャンが着れないのか?」というと、そんなことはありません!
昨今ではアメリカンのデザインや要素を取り入れた、現代的なシルエットのアメジャンも多く存在しています!
最後に細身の人でも着用出来る、おすすめのアメジャンをいつくか紹介します!
【アメジャンの別注モデル】
日本のセレクトショップが老舗レザーブランドに別注をかけたモデルは、本格的なディテールながらも、現代の都会的なファッションに取り入れやすいシルエットに再構築されています。
毎年5型前後くらいはリリースされており、日本人にも合わせやすいシルエットのアメジャンが見つかります。
【blackmeans(ブラックミーンズ)】
日本のレザーブランド“ブラックミーンズ”の定番ライダースジャケット。
エポーレットやウェストベルトなど、アメジャンのディテールを残しつつも現代的なシルエットに仕上がった完成度の高いライダースです。
【beautiful people(ビューティフルピープル)】
日本のアパレルブランド“ビューティフルピープル”の定番ライダースジャケット。
ミニマルでどこかモードな雰囲気すら漂う、洗練されたアメジャンです。
ラムレザーを使用しているので着心地も良く、とても実用的です。
まとめ
ということで今回は『アメジャンvsロンジャン』と題して、世界2大ライダースジャケットを徹底比較してみました!
“街着”という視点で考えるとロンジャンの方が使いやすいという結果でした。
僕も今まで色々なライダースに袖を通してきましたが、僕の体型(170cm/62kg)だとアメジャンよりもロンジャンの方が着回しがきくかなという感じはします。
もちろん一概には言い切れませんし、昨今では時代に合った着こなしやすいアメジャンもたくさん存在します。
しかし、もし1着目のライダースをどちらにしようか迷っているという方は、着回しやすいロンジャンで検討するのをオススメします!
そしてライダースの魅力にはまっていったら、アメジャンとロンジャンを使い分けるというのも粋ではないでしょうか?
ぜひ参考にしてみてください。
それでは皆さん楽しいライダースライフを♪
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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