こんにちは、KENです。
突然ですが…
革ジャンに使われている革の種類というのは、牛、馬、羊、山羊、鹿などが一般的です。
しかし中にはその限りではない、“珍しい革の種類”を使用したレザージャケットが存在するのをご存知でしょうか?
そこで!
今週は『珍しい革ジャン』をテーマに、普段あまり馴染みのないような“珍しい素材を使った革ジャン”をご紹介していきたいと思います!
僕自身、「こんな革ジャンあったんだ!?」と驚いたものもありました!
ついつい明日誰かに話したくなる豆知識。
あなたはいくつご存知だったでしょうか。
ぜひ最後までチェックしていただけると嬉しいです!
革ジャンに使用されている“革”の特徴
レザーウェアに使用される革と、バッグやシューズなどの革製品に使用される革とでは、革の仕様が少し異なります。
基本的にレザーウェアでは、ある程度“柔軟性”のある革が使用されています。
身にまとうアイテムである以上、着用時にそこまでストレスがかからないよう考慮されているからです。
羊革や鹿革などが一番分かりやすい例ではないでしょうか。
一方バッグやシューズで使用される革というのは、分厚く堅牢性のある革が使用される傾向があります。
逆にバッグや特にシューズで、羊革を使用している製品ってほとん無いはずです。
そんなこともあって、レザーウェアで使用される革というのはある程度限られてきます。
レザーウェアで使用される革の種類としては、牛革、馬革、羊革、山羊革、鹿革、豚革などが一般的です。
珍しい革を使った革ジャン
それではここから今回の本題。
上記した革以外の革を使用したレザーウェア(今回は革ジャンに限る)というのは、どのようなものがあるのでしょうか。
調べていく中で見つけた、珍しい革ジャンを4つご紹介していきたいと思います。
熊革を使用した革ジャン
まずは“熊革”を使用した革ジャン。
ムートンを使用した“熊ジャン”はよく聞きますが、熊革を使用した革ジャンってのは珍しいですよね!
(SEVESKIG/セヴシグの蝦夷熊を使用した革ジャン)
こちらは、以前記事でもピックアップしたことがある“セヴシグ”というブランドから展開しているものを見つけました。
この荒々しさと無骨な雰囲気が良いですね!
ちなみに熊革の特徴としては、脂なじみが良く人の皮脂だけでも艶が出てくるため、クリームによるお手入れは不要だそうです。
イールスキンを使用した革ジャン
続いて見つけたのは、“ウナギ革(イールスキン)”を使用した革ジャン。
「え!ウナギの革で革ジャン作れるの?」と思った方も多いと思います(笑)
それもそのはず。
そもそもイールスキン自体が、日本ではあまり馴染みのない革だと思います。
海外のファッションブランドでは、たまに使用されることのある革なんですよね。
ただ僕もイールスキンの革ジャンがあるとは思ってもみなかったです。
こちらはイタリアのブランド“GIUSEPPE ZANOTTI(ジュゼッペ・ザノッティ)”からリリースされている一着。
他にも過去にはドルチェ&ガッバーナなどの海外ブランドから、イールスキンのレザージャケットがリリースされていました。
ちなみにイールスキンの特徴としては、とても軽くて独特の光沢感があります。
しかも意外と強度もあるようなので、意外にも革ジャン向きの素材かもしれません。
また昨今のサステナブル思考には合っている素材なので、数年後にはポピュラーな革素材になっているかも…
ワニ革を使用した革ジャン
続いては、“ワニ革(クロコダイルレザー)”を使用した革ジャン。
クロコダイルレザー自体はご存知の方も多いと思います。
エキゾチックレザーの一種で、非常に希少性の高い革素材として知られています。
財布やバッグなどの革製品では見られますが、“ワニ革でレザージャケットで作っているブランド”となると結構珍しいのではないでしょうか。
“イサムカタヤマ バックラッシュ”などのブランドから完全受注品として展開されています。
革ジャンになった時のラグジュアリー感がハンパないですよね。
なによりお値段がえげつない…
もう少し歳を重ねて、大人の男性としての色気を纏った頃に検討したいなーと思っています……はい。
コードバンを使用した革ジャン
最後は、“コードバン”を使用した革ジャン。
コードバンというと、革靴や財布などの革製品では聞き馴染みのある革だと思います。
しかしこちらも“革ジャン”というカテゴリーにおいては非常に珍しい革素材です。
そもそもコードバンというのは、馬のお尻部分にある「コードバン層」と呼ばれる、厚さわずか2mm程度の部分を削り出したものを指します。
馬一頭からとれる面積も非常に少なく、本来レザーウェアという広い面積を要する製品においては不向きかつ非効率な素材です。
一方で、その美しいまでの風合いと希少性から“革のダイヤモンド”とも呼ばれており、コードバンが好きという革マニアも多く存在します。
やはりコードバンの革ジャンを作っているブランドはほとんどないですが、過去にはKAZUYUKI KUMAGAIやイサムカタヤマバックラッシュなどが手がけていたようです。
革のダイアモンドで仕立てた革ジャンは格別でしょうね。
画像からも質の良さが伝わってきます。
革ジャン好きとして、一度は袖を通してみたい一着です!
まとめ
ということで今週は、『珍しい革ジャン』をテーマに、普段あまり馴染みのない“珍しい素材を使った革ジャン”を4つご紹介してみました!
ちなみに個人的に一番気になったのは、“イールスキン”のレザージャケット。
僕自身 実物を見たことがないので、めちゃくちゃ興味がありますね!
もし所有されている方がいらっしゃいましたら情報提供をお願いいたします(笑)
あとこれは余談なんですけど、バッグや財布などの革小物であれば、エイ革やサイ革などさらに珍しい革素材もあるんですよ。
(エイ革/ガルーシャを使用した財布)
僕が今まで見た中で、一番驚いたのは“猿(さる)の革”を使用したバッグ。
(※これは歴史的な資料として保管されていたもので、もちろん現代では製造されていません)
今回ご紹介した革ジャン以外にも、「こんな珍しい革を使った革ジャンもあるよ!」っていうのをご存知の方がいれば、ぜひ教えてください!
よろしくお願いします。
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
↓革ジャンプロデュース企画 進行中↓
↓革ジャンに関するご相談はこちらからどうぞ↓
↓革ジャン愛好家たちの画像を集めたライブラリー↓
コメント
仮面ライダー龍騎に登場した、浅倉威(仮面ライダー王蛇)はご存知ですか?
本革かは不明ですが、蛇革(パイソン)のライダースを着ていて、メチャクチャ存在感あります!
youtubeの東映のチャンネルで配信されてますが、ちょうど今見れる19話は伝説です。
蛇革の財布を買うために貯金中ですが、年内に買えそうです◎
ユウスケさん
いつもコメントありがとうございます!
地拝見しました。
パイソンの革ジャンに革パンを合わせていて、めちゃくちゃ渋いですね!
蛇革の財布は風水的にも良いと聞きます。
どんな財布を買われたのかまた教えてくださいね♪