こんにちは、KENです。
さて!今週は月一の恒例企画。
「革ジャンブランド辞典」をお送りしたいと思います。
今回ピックアップするブランドは『SEVESKIG(セヴシグ)』です。
日本の革ジャンブランドにお詳しい方であれば、一度は耳にしたことのあるブランドではないでしょうか。
今回はそんな日本のドメスティックブランド“SEVESKIG(セヴシグ)”の革ジャンについて調べていきたいと思います!
他のドメスティックレザーブランドとは毛色が異なる、とても面白いブランドです。
今まであまり知らなかったという人も、ぜひ最後までチェックしてみてくだい!
SEVESKIG(セヴシグ)
SEVESKIG(セヴシグ)は、2012年にデザイナーのNORI氏によって設立された日本のファッションブランド。
「ありそうでないもの」をコンセプトに、テイストの異なる素材をドッキングさせたアイテムや、独自のパターンで仕上げた斬新なアイテムを展開しています。
中でも革製品を得意としており、立ち上げ当初から常にレザージャケットをラインナップしています。
過去にはファクトタムやジャムホームメイド、イサムカタヤマバックラッシュなどのブランドともコラボし、レザージャケットをリリースしているようです。
名実ともに、レザージャケットに実績のあるブランドと言えるでしょう。
(セヴシグ×イサムカタヤマ バックラッシュのコラボモデル)
セヴシグの革ジャンの特徴
まずは、セヴシグのレザージャケットの特徴について見ていきたいと思います。
セヴシグのデザイン
セヴシグがブランド立ち上げから展開している人気レザージャケットと言えば、“ダブルのライダースジャケット”です。
(↑ダブルライダース 過去のモデル)
シーズンによってデザインや使用する革、素材などを変更して展開しているようですが、基本的にはロンジャンベースのダブルライダースが多く見受けられます。
近年では、トラックジャケットやカーコートなどのレザーウェアも展開しています。
(セヴシグのカーコート)
画像からも分かるように、セヴシグが展開しているレザージャケットはキレイめなレザージャケットというわけではありません。
どちらかと言えば、ヴィンテージライクでカジュアルなテイストのレザージャケットを得意としているブランドです。
中にはニット素材をドッキングさせたモデルや、裏地にデッドストックのヴィンテージスカーフを使用したモデルなども存在します。
日本のレザージャケットでは珍しい、遊び心のあるディテールがセヴシグの最大の特徴と言えでしょう。
セヴシグの革
セヴシグでは今までに、牛革や馬革、羊革、山羊革など、様々な革を使用したレザージャケットを展開しています。
中でも面白いのが、“ジビエレザー”を使用したレザージャケット。
過去には、北海道産のヒグマや蝦夷鹿などを使用し、野生の荒々しさを感じる独特な革ジャンを展開していました。(現在はオーダー限定のようです)
ジビエレザーを使用したレザージャケットを展開しているブランドって珍しいですよね!
僕もセヴシグで初めて聞きました。
レザー好きにとって、一度は袖を通してみたい革ジャンではないでしょうか。
また、セヴシグではタンニン鞣しの革が使用されることが多いようで、経年変化も十分に楽しめるレザージャケットだと言えます。
僕はセヴシグの革ジャンを直接触ったことがないのですが、画像などを見る限りだとかなり風合いが良さそうです。
特にタンニン鞣しのホースレザーであったり、カーフレザーはめちゃくちゃ良さそう…
これは育ててみたくなりますねー。
セヴシグの人気モデル
続いてはセヴシグの人気のレザージャケットについてです。
前述したように、セヴシグの人気のレザージャケットといえばやはり“ダブルライダースジャケット”。
UKライダースベースのシンプルなデザイン。
素材本来の風合いを活かした力強い革。
そして、ヴィンテージファブリックを使用したインパクトのあるライナー(裏地)。
シーズンによって若干のマイナーチェンジはあるようなのですが、この男臭さが溢れたテイストと、“一点物”という男心をくすぐるディテールがセヴシグの最大の魅力とも言えるでしょう。
人気かどうかは別として、個人的に一番気になるのはやはり“ジビエレザー”のレザージャケットですね。
セヴシグはどんな人におすすめ?
セヴシグのレザージャケットはどんな人におすすめなのでしょうか。
セヴシグのレザージャケットは、ヴィンテージの素材を使用していたりとカジュアルな雰囲気のものを多く展開しています。
また、シルエットの特徴としても比較的ゆとりのあるサイズ感で設計されています。
そのため、クラシックなスタイリングやお好きな方や、古着が好きな方なんかにおすすめのレザージャケットです。
逆に言うと、すっきりとキレイめなコーディネートで着こなしたいという方には不向きかもしれません。
ちなみに…
余談ですが、セヴシグの革ジャンを着ている人は何回か見たことあります。
(イメージ)
中でも印象に残っているのは、30代後半くらいの高身長の男性が、太めのユーズドデニムにオールスターを履いて、セヴシグのライダースをルーズに着こなしていたのをすごく覚えています。
雰囲気があってめちゃくちゃ格好良かったなー。
まとめ
ということで今回は、毎月恒例の「革ジャンブランド辞典」より『SEVESKIG(セヴシグ)』をピックアップしました。
セヴシグの革ジャンは買ったことはないものの、ブランド立ち上げの頃から注目していたブランドでした。
改めて調べてみると、めちゃくちゃ興味深いブランドですね!
ドメスティックブランドでも類を見ない革ジャンを作る、攻めたブランドだなーと感じました!
インスタで仲良くさせていただいている方からも、「ジビエレザーのレビューしてほしい」とお声をいただいているのですが…
この記事を読んでいて、セヴシグのジビエレザージャケットを所有されている方がいましたら、ぜひ貸してください(笑)
機会があれば、古着屋さんを巡って実際にセヴシグの革ジャンに袖を通してみたいと思います!
あ!
この月一の恒例にしようとしている『革ジャンブランド辞典』ですが、リクエストも受け付けているので、ぜひメッセージやコメントをいただけると嬉しいです!
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
追記(2022.5.23)
今回の記事を見てくださった、革ジャン仲間の方からDMをいただきました。
なんとその方…セヴシグの蝦夷鹿レザージャケットを所有されているとのこと!
無理を言ってお写真を頂きましたのでご紹介します!
(蝦夷鹿レザージャケット/購入当初)
僕もディアスキンの革ジャンを持っていますが、それとはまったく異なる雰囲気。
なんと革の厚みは1.8mmあるそうです。
まるでブルハイド(生後2年を経過した雄牛の革)のような、力強さと荒々しさを感じる革です!
(着用後)
こちら着用後のお写真。
腕のシワの入り方や身体に沿った立体感が堪りません…
革ジャン好きにとっては垂涎ものの逸品ですね!
@swaggytksさん!
貴重なお写真ありがとうございます!
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