こんにちは、KENです。
僕としたことが、またまたやってしまいました。
つい先月“ジェームスグロース”の革ジャンを購入したばかりなのに、また革ジャンを買ってしまいました…(笑)
そう、アディクトクローズの革ジャンです!
(しかも2回目の購入)
先日フリマアプリを見ているとコイツを発見。
状態、サイズ、価格申し分なし!
この機会は絶対逃せまい!
…と、ついついポチッてしまったわけですよ…。
しかし!
全くもって後悔はしておりません。
ということで今回は、想定外に購入した『アディクトクローズの革ジャン』を徹底解説していこうと思います!
今回は、細かいポイントにもフォーカスを当てて解説していきたいと思います。
また比較されがちな、ルイスレザーとの違いなんかも説明していきます。
アディクトクローズの現行モデルの購入を検討されている方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
アディクトクローズとは
“ADDICT CLOTHES(アディクトクローズ)”は、イギリスのヴィンテージレザージャケット専門店ADDICT CLOTHESが、2010年に創立した日本のレザーウェアブランドです。
代表・デザイナーは石嶋氏。
コンセプトは「NEW VINTAGE(ニュー ヴィンテージ)」。
革はもちろん、裏地、ファスナー、バックル等、全てにおいてオリジナル素材を使用し、まるで本物のヴィンテージのような風合いを愉しめるレザージャケットを展開しています。
アディクトクローズの革ジャンに関しては、実は過去に一度購入したことがあります。
(過去に購入した旧モデルのAD-03)
その革ジャンは訳あって手放してしまったのですが、どうしても忘れられず今回改めて購入したというわけです。
ちなみに…
アディクトクローズといえば「ルイスレザーのオマージュブランド」と解釈する方もいるようですが、実際に袖を通してみるとその違いは歴然。
後ほど詳しく紹介しますが、シルエットやパターン、革の質、雰囲気などルイスレザーとは似て非になるプロダクトとなっています。
アディクトクローズ/AD-03
今回僕が購入したのは、“AD-03 BRITISH ASYMMETRY JACKET (HORSE)”というモデルになります。
2020年のモデルのようで、現行品と同じ仕様です。
ちなみに僕が過去に所有していたAD-30とは若干ディテールが異なります。
サイズは36。
カラーは相変わらずのブラックでございます。
この現行モデルのAD-03/BRITISH ASYMMETRY JACKETについてたっぷり解説していきたいと思います。
AD-03のデザイン
まずはAD-03(BRITISH ASYMMETRY JACKET)の“デザイン”から見ていきます。
その名の通り、アシンメトリーに配置されたポケットとフラップベルトが印象的な一着。
ダブルライダースとしては、非常にシンプルなデザインに仕上がっています。
ご存知の方も多いと思いますが、AD-03のデザインはルイスレザーの“サイクロン”がベースとなっています。
(↑ルイスレザーのサイクロン)
アディクトクローズのルーツには、70年代~80年代のヴィンテージのルイスレザーが根幹にあると言われています。
そのため現行のルイスと比べると、クラシックでカジュアルな印象が強いデザインになっています。
AD-03のディテール
続いて、AD-03(BRITISH ASYMMETRY JACKET)の“ディテール”を見ていきます。
前述した通り、アディクトクローズはイギリスのヴィンテージレザージャケットがルーツとなったブランド。
ディテールに関しても、ヴィンテージの匂いが漂うブランドこだわりの仕様になっています。
その象徴とも言えるのが、ジッパーパーツ。
小ぶりなジッパートップ、エンドボックス(ジッパーの留め具)、アルミ製のムシ(ファスナーの歯)まで、全てオリジナルで製作したパーツを採用しています。
さらにヴィンテージの雰囲気を加速させるのがジッパーテープ。
色褪せた風合いのジッパーテープが、まるで何十年も着古したかのような“あじ”を醸し出しています。
しかもこのファスナーテープ、フロント部分と袖口部分で色を変えているんです。
その理由は、フロントと袖元だと日焼けする速度が異なるから。
物理的に袖元の方が日光に当たる時間が長く、色が抜けるスピードが早いということのようです。
かなり緻密に考えられており、ヴィンテージライダースを忠実に再現したディテールとなっています。
AD-03の革の質
革ジャン好きとして気になるのはやっぱり“革の質”。
やはりアディクトクローズの一番の魅力というのは、革の品質の高さではないでしょうか。
素材には、重厚感のある1.3mm厚のオリジナルのホースハイド(馬革)を使用。
限りなくフルベジタブルタンニンに近づけた、コンビ鞣しのホースハイドとなります。
程よいハリ感がありながらも、適度な柔軟性がありモチっとした質感が特徴です。
動くたびにキシキシという革鳴きも堪りませんね!
本当に上質な革を惜しみなく使用しているなという印象です。
これは経年変化もすごく楽しみ。
あと凄いなと感じるのが、一着全体を見ても革の質感にムラがないという点。
大体のレザージャケットって、一着に対し目立たない箇所にベリー(動物のお腹にあたる部分で、ハリがなく柔らかい革)を使用していることが多いのです。
(腕の内側パーツにベリーを使用している革ジャン)
ベリーが必ずしも悪いと言っているわけではないのですが、どうしても安っぽく見えたりシワが出にくかったりしてしまいます。
そのため、革ジャン好きの中には懸念している人も多いかと思います。
ただこのアディクトクローズのレザージャケットに関しては、一着全体で見ても質感のムラがほとんどなく、かなりコストをかけているなという印象を受けます。
(もしかするとこの個体が当たりだった可能性もありますが)
AD-03のサイズ感と着用イメージ
最後にAD-03(BRITISH ASYMMETRY JACKET)の“サイズ感やシルエット”について見ていきます。
今回僕が購入したのは36サイズ。
(肩幅43cm/身幅48cm/着丈62cm/袖丈61.5cm)
着用するとこんな感じです。
(170cm/60kg size36着用)
前述したように、見た目に関してはルイスレザーと似ていますが、着用してみると結構違うんですよね。
どこかヴィンテージライクなシルエットでありながら、日本人の身体に合ったパターンで構築されています。
強いて苦言を呈するのであれば、ウエストから裾幅にかけてやや細いかなという点。
開けて着用した際には非常にキレイな見え感なのですが、閉めると少し絞りがきつすぎるかなといった印象です。
(僕も太っているというわけではないので、割とそう感じる人も多いのではでしょうか)
アームや肩幅などにゆとりがある分、より身頃部分がタイトだなと感じます。
分かりやすく言うと、裾にかけてテーパードした逆三角形型のシルエットですね。
そういう意味では、僕の体型だと閉めて着るよりも開けて着用するライダースジャケットという感じです。
まとめ
ということで今回はつい先日購入した、『アディクトクローズの“AD-03 BRITISH ASYMMETRY JACKET (HORSE)”』についてまとめてみました。
今回アディクトクローズ二回目のレビューということもあり、結構細かいポイントなどにもフォーカスを当てて解説ができたかなと思います。
アディクトクローズのAD-03(ホース)はこんな人におすすめ↓
経年変化を楽しみたい人
無骨に革ジャンを着こなしたい人
アメジャンorロンジャンで迷っている人
やっぱりアディクトクローズいいですね!
まさに現代に蘇ったヴィンテージレザージャケットと呼べる逸品ではないでしょうか。
冒頭にもお話ししたように、このアディクトクローズの革ジャンは完全に想定外の買い物だったのでした(笑)
…が!本当に買ってよかったなと思うクオリティの高い一着だと思います。
せっかくアディクトクローズの革ジャンをゲットしたので、今後ルイスレザーなど他の革ジャンとの比較記事なんかもやっていこうかなと思います。
>>【ルイスレザーvsアディクトクローズ】の記事はこちら(※2022.9.11更新)
その他リクエストなどあれば可能な限りお答えいたしますので、お気軽にコメントをいただけると嬉しいです。
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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