こんにちは、KENGOです。
そろそろ時期的にも、“秋に向けて革ジャンを探している”という人も増えてきたのではないでしょうか。
そんな中、読者さまからこんな旨の質問が来ました。
「良い革ジャンって何ですか?」
確かにこの質問って、初めて革ジャンを購入しようと思っている人にとってぶち当たる疑問だと思います。
そこで!
今週は『良い革ジャンとは?』をテーマにお話ししていきたいと思います。
“良い革ジャン”とは一体どういった革ジャンなのか!?
過去にも何度か“良い革ジャンの選び方”についてお話をしてきましたが、この機会に改めて皆さんに共有したいと思います。
革ジャンシーズン目前ですからね。
後半では“あなたにとっての良い革ジャンの見つけ方”を具体的に紹介しております。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
良い革ジャンとは?
「良い革ジャンとは何か?」
めちゃくちゃ漠然とした質問ではありますが、割と芯を食った疑問なのかなと思います。
というのも、やっぱり初めて革ジャンを買おうとしている人にとって、「なるべく良い革ジャンを選びたい!」って思うのは当たり前の心理。
その一方で、「良い革ジャン」ってググってみると…
やれ“ブランド”だ!
やれ“革の質”だ!
やれ“鞣し”だ!
やれ“経年変化”だ!
やれ“サイズ感”だ!……とか。
もう訳がわからなくなりますよね(笑)
革ジャンってのは特に奥が深いアイテム。
いきなり“良い革ジャン”の答えを見つけ出すのは、なかなか難しいと思います。
それもそのばす。
「良い革ジャンとは何か?」という問いに対して、“みんなが納得する共通した答えは無い”と僕は考えています。
つまり、「“良い革ジャン”っていうのは人によって異なる」
これが僕の持論です。
良い革ジャンの条件
そもそも“良い革ジャン”っていうのは、何をもって“良い”とされるのでしょうか。
革の質?
シルエット・サイズ感?
デザイン?
それともブランドバリュー?
たぶんどれか1つが正解ってわけではないと思います。
これら全て掛け合わさって“良い革ジャン”になるはずなのです。
そしてそれは、人によっても“良い”という定義が全く異なります。
例えば、世界最高峰のイタリアタンナーで作られた、フルベジタブルタンニン鞣しのダブルショルダーレザーを使用した革ジャン。
これはもう経年変化好きにはたまらなく“良い革ジャン”だと思います。
一方 同じレザー好きでも、イタリアっぽいキレイめな着こなしが好きな人にとっては、良い革ジャン(理想的な革ジャン)という認識にはならないと思います。
おそらくもっとソフトで上品な風合いの、ラムナッパやフレンチカーフを使用した革ジャンを好むのではないでしょうか。
この例はちょっと極端かもしれません。
ただ革素材ひとつとっても、ある人にとっては良い革ジャンと感じても、また別の人が見ると良い革ジャンではないと感じることだって往々にして考えられるわけです。
さらにそこからデザインであったりサイズ感であったり…色んな要素が関わってきます。
そう考えると、万人に共通する“良い革ジャン”なんて存在しないということが分かりますよね。
自分の価値観にあった革ジャンを選ぶ
僕なりの見解を述べると、結局“良い革ジャン”っていうのは、自分の価値観に合っている革ジャンだと考えています。
確かに「“高価なハイブランドの革ジャン”=“良い革ジャン”」という解釈も間違っていないと思います。
それも1つの正解なのかもしれません。
ただそれは“良い革ジャン”の本質ではないような気がします。
例えばですね…
今僕が70万円出して、新品のサンローランの革ジャンを買ったとします。
しかし僕の生活水準だったりライフスタイルにおいて、70万円の革ジャンなんて恐れ多くて着ることができません。
家族で出かける時に着で行って、子どもに汚されたらどうしよう…とか。
友達と飲みに行く時に着て行って、老舗焼肉屋さんに行くことになり臭いが付いたらどうしよう…とか。
僕は小さい人間なんで、リアルにそういうのをめっちゃ気にすると思います(笑)
では恐れ多くて着るのを躊躇する革ジャンが、果たして本当の意味で“良い革ジャン”と呼べるのか。
「うーん…」って感じですよね。
だったら、もっとガシガシ気兼ねなく着れて、エイジングも楽しめる革ジャンであれば、僕にとっては“良い革ジャン”と感じるような気がします。
たとえそれが、サンローランの半分以下の価格で売っている知名度の低いブランドの革ジャンだったとしてもです。
これはあくまでも僕の場合はってことですよ。
つまり!
結局“良い革ジャン”っていうのは、自分の価値観によって決まるということです。
ここでいう価値観とは、“個性”だったり“ライフスタイル”っていう風にも置き換えることができます。
自分にとっての“良い革ジャン”の見つけ方
では最後に、自分にとって“良い革ジャン”の見つけ方をご紹介します。
これは僕の持論の方法であり、メールでご相談を受けた際に必ず通る手順です。
よかったら参考にしてみてください。
まずは自分が「どのように革ジャンを着たい」とイメージしているのか。これを考えてください。
ここが一番重要だと思っています。
具体的には…
どのようなコーディネートで着たいのか。
どのようなシーンで着たいのか。
どのシーズンに着たいのか。
それをじっくり考えることで、自ずとデザインや革の種類なんかも見えてくるはずです。
続いて考えるのは、「自分が革ジャンに求めるもの」。
これを考えてください。
例えば…
革の質、デザイン、サイズ感、シルエット、エイジング。
もちろんブランドバリューでも構いません。
自分は何を求めて革ジャンか欲しいと思ったのか。
その動機をじっくり降り返ってみてください。
優先順位をつけてあげるのも良いかと思います。
ちなみにステップ①とステップ②で矛盾が生じる場合は、もう一度このステップ②を見直した方がいいかもしれません。
もしかするとあなたの価値観にマッチしていない可能性があります。
最後は“予算”です。
自分が革ジャンに出せる予算はどれくらいなのか。
これによって最終的な候補を絞り出すことができます。
ステップ②の答えと大きくかい離してる場合は、ここも考え直してください。
例えば「ブランドバリュー」を優先したいが、予算は5万円。
こういうのはさすがに無理があります。
もしどうしても譲れないのであれば、購入時期を延ばす、もしくは二次市場での購入を検討するなど、別の角度から考えてみてもいいかもしれません。
というように、これらの3ステップを踏むことで、限りなく自分の価値観に合った革ジャンが見つけやすくなるはずです。
良かったらぜひ一度試してみてください。
まとめ
ということで今週は『良い革ジャンとは?』をテーマについてお話ししてみました。
オトコフクDXの結論としては、
“良い革ジャンはその人の価値観によって変わる”ということです。
言葉にしてみると当たり前のことなんですけどね。
案外自分ごととなると、他人の評判ばかりを気にしたり、ブランドバリューばかりに目がいってしまいがちです。
バイクに乗るひと。
小さいお子さんを持つひと。
ハイファッションが好きなひと。
人それぞれ“良い革ジャン”と思えるポイントは違うはずです。
今回の記事が、あなたにとって“本当の意味で良い革ジャン”を見つけるヒントになっていれば嬉しいです。
あ!
全然話変わるんですけど、昨日姫路のタンナーに行ってきました。
近日中にその内容もお届けできればとおもいますので、ぜひチェックしてみてください!
(来週アップできるかわからんけど…)
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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