革ジャンを購入する時の予算ってどれくらい！？2025年版革ジャンの相場

こんにちは、KENGOです。

11月も中旬に差しかかりましたが、まだまだ日中は革ジャンを着ていると汗ばむ陽気。
ただ少し我慢してでもこのタイミングから革ジャンを着用しとかないと、秋は一瞬で終わってしまいますからね…
皆さんもこの貴重な秋に革ジャンライフを楽しみましょう！

さて！
今週は『革ジャン相場と予算 2025』と題して、革ジャン市場の相場についてお話ししていきたいと思います。

このタイミング革ジャンを購入しようと考えている方も少ないくないはず。
その一方で、「革ジャンを購入したいけどどれくらいの予算で考えればいいのか分からない」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

今回は、値上がり続ける昨今の革ジャン市場の相場感。
そしてどれくらいの予算があれば納得できる革ジャンを購入できるのか？の目安なんかもご紹介しています。

ぜひ最後までチェックしてみてください！

ページの目次

昨今の値上がり事情
もう10万円では革ジャンを購入できない！？
リーズナブルな革ジャンってどうなの？
1. 2〜3万円台の革ジャンに“品質”を求めてはいけない
革ジャンに価格の差が生じる理由
どれくらいの予算感で革ジャンを探せば良いの？
まとめ

昨今の値上がり事情

皆さんもご存知の通り、レザーブーツやレザーバッグなどの革製品がどんどん値上げを余儀なくされている現状です。
もちろんレザージャケットに関しても、例に洩れず価格がどんどん高騰していっています。
有名ブランドが価格改定を繰り返すたびに、SNS界隈がどよめいていますよね。

ブランドによっては、ここ3年ほどで1.5倍くらいにまで価格高騰したという話も珍しくはありません。
もちろんこれはブランド存続のために致し方がないことなのは重々承知です。
ただ僕もいち革ジャン消費者としては、昨今の値上げは本当に厳しいなぁと常々感じています。
特にレザージャケットって元々の単価が高い分、値上げの幅も大きいですからね。。。

もう10万円では革ジャンを購入できない！？

読者さんからのご相談でも、「革ジャンを10万以下で探している」というお声が非常に多くあります。特に“初めての革ジャン”を探しているという人に多い傾向です。

「革ジャン＝高い」という共通認識はある中で、「5万円以上は覚悟しなければならないが、できれば10万円以下に抑えたい」っていうところから来ている予算だと思います。

確かに10年前であれば、レザージャケットの購入予算として“10万円”は1つのボーダーラインでした。
以前は10万円も出せば選択肢もかなり広がったので、自分好みのレザージャケットを見つけることができていました。
むしろ一着目の革ジャンともなれば、5万円ほど出せば十分満足いくレザージャケットが買えましたからね。

…が！
ここ数年で10万円以下で購入できるレザージャケットって、信じられないくらい大幅に選択肢が減ってしまっているんです。ほんと。

きっとしばらく革製品を見ていなかった人からすると、「え！10万円出しても理想のレザージャケットが買えないなんて…そんなことある！？」と思ってしまうはずです。
しかし現状は本当にそんな感じ。
もちろん10万円以下でも買えるレザージャケットはあるんですが…、以前に比べて劇的に選択肢が減っているため、結局妥協しなければならないポイントが多くなってくるんじゃないかなと思います。

15万円くらいからまた選択肢は増えてくるんですけど、一着目の革ジャンでその金額はなかなか出せないですからね。

リーズナブルな革ジャンってどうなの？

もちろん今でも5万円前後で買えるレザージャケットっていうのもあるにはあります。

例えばセレクトショップオリジナルのレザージャケットや、知名度は低いもののコスパ重視のD2Cブランドなど。
特に後者のようなブランドであれば、革の質はそれなりに頑張っているところが多いです。
中には「え！今どき5万円の革ジャンでこんなクオリティの高い革を使えるの！？」って、いい意味でびっくりするプロダクトも稀にあります。
特に中国とか上海の革って、価格の割にクオリティがやたら高いんですよね。

あとこれは宣伝になってごめんなさいなんですが、僕が以前LIUGOO社からプロデュースさせていただいたライダースジャケット。
こちらに関しても、コスパはずば抜けています。
そもそもLIUGOO社としては、これで利益を産もうという考えではなく、いわば宣伝効果目的として展開しているアイテムになるんだと思います。
なのでリリースしてから値上げをしていないですからね。
もし気になる方は是非チェックしていただけると嬉しいです。
>> Liugoo+の詳細はこちら

2〜3万円台の革ジャンに“品質”を求めてはいけない

一方さらに下の層にある価格帯のレザージャケット。
例えばZOZOで販売されているような低価格帯のファッションブランドは、2〜3万円台で本革のレザージャケット出してます。
ただこの辺りの革ジャンって、デザインは違えど品質はどれも似たり寄ったり。
特に“革”に対しての品質を求めてはいけない価格帯のレザージャケットです。
この点は理解しておかなければいけません。

革ジャンに価格の差が生じる理由

革ジャンに“価格の差”が生まれる要因はどこにあるのでしょうか。
一概には言えないのですが、大きく分けると以下の3つの要因が考えられます。

ブランドバリュー

まずは“ブランドバリュー”。
やっぱり知名度の高いブランドであれば、商品の原価以外にも色々に販売価格に乗ってきます。
ただ「ブランドバリュー＝ぼったくり」みたいな解釈をしている方もいるかもしれませんが、僕は決してそういう訳ではないと思っています。
やっぱりハイブランド含め、知名度の高いブランドほど、世界観を作り込むために販促費をかけていますからね。

あとはそのブランド（企業）のビジネス形態や利益構造によっても、販売価格に差が出てくるのではないでしょうか。

生産背景

2つ目は“生産背景”。
生産国、生産数によっても一着あたりの単価っていうのは割と変動してきます。
特にレザージャケットの場合、生産上に人の手が必要となる工程ばかりですからね。
人件費っていうところが、販売価格に大きく関わってくるポイントです。

あとは生産数によっても、ライン生産が可能か否か関係してくるので原価に影響があるようです。

材料費

3つ目は“材料費”。
ここは一番わかりやすいところです。
使用する革の素材やファスナーなどの副資材。
特にレザージャケットにおいて、使用する革の単価っていうのは販売価格に大きく影響します。
また既製品の革ではなく、ブランドが独自に開発した革となると更に革の単価は上がるケースが多いようです。

どれくらいの予算感で革ジャンを探せば良いの？

では実際にどれくらいの予算感で革ジャンを探せば良いのでしょうか。
今回は革ジャン初心者・中級者・上級者の3パターンでそれぞれの推奨予算を出してみました。

“段階的に革ジャンを買うのであれば”っていう視点で提案しており、あくまでも“目安”として考えていただければと思います。

初心者におすすめの予算

まず初心者が革ジャンを探す際に推奨する予算としては、“5万円〜10万円”です。
特に10万円前後であれば、革ジャンに関心度が高い初心者さんであっても、納得できるような一着を見つけることができるはずです。
逆に言えば最低でも5万円は出さないと、なかなか納得できる革ジャンは見つからないと思います。
納得せず買った革ジャンって結局着なくなってしまうんでね…それが一番もったいないですよ。

もちろん革ジャン一着目であろうが、ハナから高単価の革ジャンが欲しいという方は別ですよ。

中級者におすすめの予算

中級者が革ジャンを探す際に推奨する予算としては、“15万円〜20万円”です。
「革ジャン中級者」っていう定義が難しいのですが…、強いて言うなら3着目以降の革ジャンを探している人って感じでしょうか。
革ジャンに対してそれなりに目も肥えてきて、「永く愛用できるような一着が欲しい」と考えた場合、これくらいの予算は考えておきたいところ。
革の品質もある程度高く仕立ての良いレザージャケットが見つかるかな、といったラインの革ジャンが買える価格帯です。

最近ではオーセンティックなレザーブランドともなると、20万円くらい出さないとなかなか買えないですからね。
世知辛い世の中ですよ…ほんと。

上級者におすすめの予算

上級者が革ジャンを探す際に推奨する予算としては、“20万円〜”です。
これはもう革ジャン沼にハマってしまった人ですね（笑）
革の質だったりシルエットだったりブランドだったり…
とにかく革ジャンに対してとことん追求し、強いこだわりをお持ちの方であれば、20万円以上出さないとなかなか満足できる一着に出会えないはずです。
…と言うか、こういう人達にとって“予算”なんて概念はそもそも無いのかもしれませんね（笑）