こんにちは、KENGOです。
私ごとですが、いよいよ来週くらいに革ジャンプロデュース企画第2弾「EMULSION.」の1stサンプルが到着予定とのこと…
いやぁー、ドキドキです!
先月はiade leatherでカスタムオーダーしたトラッカージャケットが届いたりと、頭の中が革ジャンでいっぱいでございます(笑)
立て続けに、自分で革ジャンを企画することが出来でめちゃくちゃ幸せ。
ほんと嬉しい限りです!
そんな今週はですね、
革ジャンを企画する中で発見した、『革ジャンのシルエットに関わる“重要なポイント”』をテーマにお話ししたいと思います!
やっぱり革ジャンのサイズ感ってすごくシビア。
肩幅、身幅、着丈、袖丈の寸法だけでは計り知れない、シルエットバランスっていうのがあります。
見落としがちだけど、革ジャンのシルエットに大きく影響する重要なポイント。今回はこの点について共有していきます!
ど素人のしがない意見にはなりますが、今後ご自身でオーダーする際や革ジャン選びのポイントとして参考になれば幸いです!
ぜひ最後までチェックしてみてください。
革ジャンのシルエットバランス
革ジャンを何着か購入された方なら共感いただけると思うのですが、革ジャンのサイズ感というのは本当にシビア。
素材が素材だけに、サイズ寸法が顕著にシルエット現れるアイテムです。
「1cm変わるだけでも見え感が大きく変わる」と言っても大袈裟ではありません。
特に革ジャン沼にハマってしまうと、細かいシルエット感まで気になってしまいますからね…(笑)
また「サイズチャート上は同じ寸法のはずなのに、なぜか見え方が違う…」って感じた経験はないでしょうか?
僕自身、何着も革ジャンを買ってきた中で、そう感じることが多々ありました。
つまり革ジャンには「肩幅、身幅、着丈、袖丈」の寸法だけではわからない、特有のシルエットバランスがあるということです。
今回はその要因にもなり得る、3つのポイントを紹介したいと思います。
身頃について
まず一番わかりやすいところで言うと“身頃”です。
「身頃」とは、洋服の胴体の部分を指します。
身頃は革ジャン全体のシルエットバランスを大きく左右する需要なパーツ。
これをサイズチャートに記載されている、“身幅”の寸法だけで判断してしまうとものすごく危険なんです。
注目すべきは、胸囲(バスト)・胴囲(ウエスト)・裾囲。
最低でもこの3箇所の寸法はチェックするようにしましょう。
中でもシルエットに大きく影響するのは、“胴囲(ウエスト)”だと個人的には思っています。
(シャープなシルエットのライダース)
例えば、胸囲が同じ寸法のジャケットでも、胴囲に絞りがあるとテーラードのようにシャープな印象に。
逆に胸囲から裾囲までストンと落ちていると、男っぽく無骨な印象に見える傾向があります。(もちろん必ずしもそうであるとは言えませんが…)
まさにロンジャンとアメジャンなんかが分かりやすい例。
ロンジャンが比較的きれいなシルエットに見えるのに対して、アメジャンは無骨で男らしいシルエットに感じませんか?
そう感じる1つの理由として、“身頃”全体のシルエットバランスが大きく影響しているわけです。
これはどちらが良くてどちらが悪いという話ではありません。
「どういった印象で着こなしたいのか?」が重要なのだと考えています。
ちなみに…
個人的にはそこまでウエストが絞っておらず、裾に向かって緩やかにテーパードするシルエットが好み。
なんか程よく抜けが出て、着こなしやすい一着になるんですよね。
今までオーダーした革ジャンや、今回企画する革ジャンもこのようなシルエットを意識しています。
シングルブレストとダブルブレスト
あと“身頃”関連で言うともう1つ。
同じ身頃幅であっても、シングルブレストかダブルブレストかによって着用時の見え方が大きく変わってきます。
…いやこれ当然っちゃ当然なんですけどね。
僕の中では意外と盲点だったんですよ(笑)
というのも、まさに先日オーダーしたレザートラッカージャケット。
久々にシングルブレストの革ジャンをオーダーしたのですが、仕上がってみると想定よりコンパクトなシルエットに…
(ダブルブレストの革ジャン)
(シングルブレストの革ジャン)
上記のジャケットは、どちらもほぼ同じ身頃幅で作成しています。
ただ着用時のシルエットが全然違うんですよね。
なんでだろうと考えたのですが…それもそのはず。
お察しの通り、ダブルライダースは前立てに重なりがあるので、ファスナーを開けて着ると身頃幅が広がって見えるからです。
ダブルライダースを着ることが多い僕が、自分のベストな身頃幅でシングルタイプをオーダーしてみると、想定よりもコンパクトな見え感になったというわけです。
(これはこれでめちゃくちゃ気に入っているんですけどね)
逆にダブルライダースを作る場合は、この重なり幅を上手く調整することで、シングルブレストに近いスリムな印象に見せることができます。
ちなみに僕も、ダブルライダースを作る際はこの重なり幅を狭くして、なるべく開けて着用してもスタイリッシュに見えるよう企画しています。
このような点からも、もし自分の所有する革ジャンをベースにオーダーされる場合は、なるべく近い形状の革ジャンを参照にした方がいいかと思います。
アームについて
最後は“アーム(袖)”についても触れたいと思います。
もちろん身頃と同様にアームの太さも非常に重要なポイントではあります。
…が、今回着目したいのは“アーム(袖)の振り方”です。
革ジャンに詳しい方だとご存知だと思うのですが、ライダースジャケットの袖というのは“前振り”で作られています。
(前振りに設計されているライダースジャケット)
「前振り」というのは、袖の付け根に角度をつけて、腕が少し上がった状態になるようアーム縫い合わせた仕様。
従来の用途である、バイク乗車時の姿勢に合わせたパターンですね。
ブランドやモデルによっても、この“前振り”の度合いが変わってきます。
ではこの“前振り”が、どのようにシルエットや見え方に影響してくるのでしょうか。
実際に着用画像で比較してみました。
まずは“前振り”が強めに出ている革ジャン。
続いて“前振り”が少ない革ジャン。
いかがでしょうか。
ご覧の通り前振りが強い革ジャンは、腕を下ろすと 腕の後ろ側に皺が溜まってしまいます。
もちろん機能性で言えば、前振りが強い方が着用時のストレスは軽減されるというメリットはあります。
…が!
シルエット重視で見た場合、前振りが強いと腕周りのシルエットが崩れてしまうので、個人的にはちょっと気になってしまうんですよね…。
もちろんどれくらいの前に振っているかの度合いにもよりますし、着用者の骨格によっても見え方は変わってくるはずです。
またプロのパタンナーさんから言わせれば「前振りしている方がシルエットがキレイ」っていうご意見もあるでしょう。
これはあくまでもド素人の見解なのですが、色々な革ジャンを見ていく中で、袖の前振りの角度っていうのも重要なポイントなんだなと感じました。
少しでも参考になれば幸いです!
まとめ
ということで今週は『革ジャンのシルエットに関わる、重要なポイント』をテーマに、革ジャンを作成する中で気がついたこと共有させていただきました。
いやー、革ジャンって知れば知るほど深いですよね。
革ジャン沼に浸かると、このようなシルエットの微妙な差異すらも気になってしまいます。。。
「あと1cmこうだったら…」とかね(笑)
あくまでもど素人目線のしがない見解ではありますが、今後ご自身でオーダーする際や、革ジャン選びのポイントとしてご参考にしていただければ幸いです!
お知らせ
1つお知らせです。
革ジャンプロジェクト企画第2弾『EMULSION.』のリリースに向けて、公式LINEを開設いたしました!
公式LINEでは、EMULSION.に関する先行情報を配信予定です。
早速 次の火曜日に1stサンプルが届く予定なので、開封動画とシワ入れ動画をLINE限定で配信しようと思います!
果たしてどんな仕上がりになっているのか!?
こちらの公式LINEでは、基本的に私が対応させていただくので、EMULSION.に関する質問などを、お気軽にお寄せください!
ぜひ友だち登録者よろしくお願いいたします!
それでは今週はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
毎週日曜日 19時更新
革ジャン専門のブログコンテンツ
オトコフクDX
↓革ジャンプロデュース企画第2弾始動!!↓
↓オトコフクDXが本気で作った革ジャン販売中↓
販売累計数100着突破!
↓革ジャンに関するご相談はこちらからどうぞ↓
↓革ジャン愛好家たちの画像を集めたライブラリー↓
コメント