こんにちは、KENGOです。
前回の記事でご紹介した“革ジャンの落ち感”。
硬かった革がクッタリと体に馴染んでいくその美しい姿は、革ジャンの最大の魅力と言っても過言ではありません。

では、その“落ち感”をどうやって出していけばいいのか?
そこで今週は、僕が実際に試してきた『落ち感を出す方法』を具体的に紹介していきたいと思います。

ただし!
今回ご紹介する方法は、どれも専門的な根拠はなく、あくまで僕の個人的な試行錯誤の記録です。
一部かなり荒技も含まれているので、真似する際はくれぐれも自己責任でお願いします(笑)。
革ジャンを揉みまくる(繊維をほぐす)

新品の革ジャンって、ハリが強くて体への馴染みが悪いですよね。
慣れてくると「その感覚がまた良い」って思えるんですけど・・・初めはちょっと不安に感じる方も多いと思います。
僕の革ジャンで例に出すと、今年購入したJELADOのレザージャケット。これはアメカジらしいボックスシルエットも相まって、購入当初は「これ、僕のスタイルには合わないのかも…」と半ば諦めていました。

そこでまず試したのが、“ひたすら揉む”という方法。
革ジャンの端から端まで、もうぐっちゃぐちゃに揉む。時には雑巾絞りのようにねじったり、クシャッと丸めたりして、繊維を強制的にほぐしていきました。
(バタ振りの工程)
実際、革の製造工程にも「バタ振り」と呼ばれる、革を勢いよく振り革の繊維をほぐす工程があります。
バタ振りを行うことで、革に柔軟性を加わるのです。
それを家庭で疑似的に再現したイメージです。
毎日根気よく揉みしだいていると、数週間後には、袖や身頃の硬さが和らぎ、シルエットも少し自然に。あの“ガチガチ感”から一歩抜け出せた瞬間でした。
オイルを入れて重みを加える

次は“オイルアップ”。
保革用のクリームを薄く塗り込むと、革に潤いが出て柔らかくなるだけでなく、全体の重量感も増します。
この“重み”があると袖や身頃がストンと落ちて、落ち感に繋がってくるんです。
実際、僕も乾燥していた革ジャンにオイルを入れたら、翌日には「なんか雰囲気変わったぞ?」と驚かされたことがあります。

ただし注意点もあります。
オイルを入れすぎるとベタつきやカビの原因になるので、控えめに。
(※本来は新品の革ジャンにオイルを入れる必要はありません。)
「乾いた革に必要なぶんだけ与える」、くらいのイメージが大切だと思っています。
補足:それでも落ち感が出ない場合

これは僕が実際に試した方法です。
あるレザージャケットで、オイルが表面に弾かれて、なかなか染み込まないことがありました。
そこで荒技としてやったのが“サンドペーパーでの研磨”。
細かい番手のサンドペーパーで表面を軽く研磨すると、表面のコーティングが落ちてオイルが浸透しやすくなります。
結果、革に柔軟性が出て、シルエットが一気に変化しました。
体感として、セミアニリン仕上げの革に効果的であると感じます。

ただし、当然ながら色落ちや質感の変化も起こります。僕のジャケットもほんのり色が抜けてしまいましたが…、結果的には「自分だけの表情」として気に入っています。
※削ると言うよりも、優しく撫でるっていうイメージです。

ただしこの方法は色落ちや、質感の変化を伴うためかなりリスキー。
といのも革の表面には、色移り防止のコーティングなどがされている場合があり、それを削り取ってしまうからです。
万が一やる際は、目立たない場所で試すなど、慎重に進めてください。
レザードレッシングを揉み込む(個人的に最強)

数ある方法の中で、僕が一番効果を感じたのが“レザードレッシング”を用いた方法。
このブログでも何度か紹介したいるのですが、こちらのアイテムがほんとすごく良いんです。

ちなみにこちらは革ジャン仲間である、mikiさんから教えていただいたレザーケア商品。
このレザードレッシングを革ジャン全体に揉み込むと、その瞬間から見違えるほどクッタリします。
保革成分も入っており、オイルアップ効果も相まって効果覿面。

特に例のJELADOのジャケットは、この方法で完全に化けましたね。
購入当初は「ボックスシルエットだから似合わない」と諦めていたのに、革がクタッと馴染んだ瞬間、少しヴィンテージのような“こなれ感”が出たんです。
SNSで見ていた憧れの雰囲気に、一気に近づけた瞬間でした。
ひたすら着込んで体を動かす(堅実な方法)

最後にご紹介するのは、やっぱり一番王道で堅実な方法。
それは“ひたすら着込む”ということです。
毎日のように袖を通し、歩いたり座ったり腕を動かす。そうすることで革は自然と体に馴染み、クッタリとした落ち感が出てきます。
時間はかかりますが、リスクも少なく、結果的には最も美しく自然な仕上がりになるはずです。

「荒技」に頼るのも楽しいですが、革ジャンと一緒に過ごす時間そのものが落ち感を作っていく、ということも忘れずに。
まとめ

ということで今週は、僕が実際に試してきた『落ち感を出す方法』を紹介しました。
革ジャンの落ち感を出す方法として、
・オイルを入れる
・サンドペーパーで表面を研磨する
・レザードレッシングを揉み込む
・ひたすら着込む
といったアプローチがあります。
どれも試行錯誤の産物ですが、特に僕のJELADOジャケットのように「合わないかも」と思っていた一着が化けた体験は、今でも鮮明に覚えています。

結局、落ち感は革ジャンを「自分の相棒」に変えてくれる魔法の要素です。
多少のリスクや失敗も含めて、自分なりの方法で楽しみながら“落ち感”を育ててみるのも悪くないかもしれません。
ただし!
冒頭でもお伝えした通り、今回ご紹介する方法は、どれも専門的な根拠はなく、あくまで僕の個人的な試行錯誤の記録です。
真似する際はくれぐれも自己責任でお願いします(笑)。
それでは今週はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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