こんにちは、KENです。
今回は『レザーブランドVSアパレルブランド!ライダース対決』と題して、どちらのライダースが優れているかを対決していきたいと思います!
これはライダース好きにとっては難しい議題!
どちらもメリットデメリットがあるのですが、こオトコフク的基準で白黒はっきりさせてみようということです。
レザーブランドとアパレルブランド。
つまり、レザージャケット(レザー製品)専門ブランドのライダースジャケットと、アパレルブランドのライダースジャケット。
今回は僕が所有しているライダースの中から、アパレルブランドのライダースとレザーブランドのライダースを1つずつピックアップしました。
エントリーしたのはこの2つ!
まずレザーブランド代表は『ADDICT CLOTHES(アディクトクローズ)』のライダースです!ブランド:ADDICT CLOTHES
品番:AD-03
素材:馬革
価格:135,000円
続いてアパレルブランド代表は『UNDERCOVER(アンダーカバー)』のライダースです!ブランド:UNDERCOVER
品番:UCA4201
素材:牛革
価格:140,000円
僕が所有しているライダースの中で比較的、近い感じのライダースを選びました!
価格帯もほぼ同じ。
どちらもルイスレザーにインスパイアされて誕生したライダースという共通点も持ち合わせています!
そんな2つのライダースを、5つの項目に分けて徹底比較していきましょう!
対決1.ブランド力
まずはそれぞれのブランドについて!
ADDICT CLOTHES(アディクトクローズ)とは…ヴィンテージライダースジャケットを販売する専門店が、オリジナルのライダースを作るため2010年に創立した日本のレザーブランドです。
まるで本物のヴィンテージのような風合いを愉しめる超本格レザージャケットをリリースしており、日本を代表するレザーブランドの1つです。
UNDERCOVER(アンダーカバー)とは…1990年にデザイナーの高橋盾が設立した、日本のファッションブランドです。
2003年春夏よりパリ・コレクションにもデビューを果たしており、世界でも活躍しています。
アンダーカバーがリリースする定番のライダースジャケットは非常に人気で、中でもこのモデルは毎年完売するほどの名作っぷりです。
どちらも国内ブランドで、ステータスの高い素晴らしいブランドです!
ライダースに特化しているという面ではアディクトクローズ優勢ですが、やはり一般的な知名度という点においてはアンダーカバーに分があるでしょう。
対決2.デザイン
続いてはライダースのデザイン面を比較してみます!
ルーツを辿れば、どちらもルイスレザーからインスパイアされて誕生したという面白い共通点があります。
アディクトクローズは昔のルイスレザーを再現した、ヴィンテージテイストです。
ルイスレザーのCyclone(サイクロン)タイプになっており、フロントのスナップベルトや左胸の斜めポケットなど、左右非対称のデザインが特徴です。
ベージュのファスナーテープなども味があって良いですね!
ヴィンテージモデルをリアルに再現されており、当時のルイスレザー好きにも堪らないデザインです。
一方アンダーカバーは、ルイスレザーにモードなエッセンスをプラスしたかのような現代的なデザインです。
こちらはルイスレザーの“Lightning(ライトニング)”タイプになっています。
襟の大きさなどもアレンジされており、よりタウンユース向けのファッショナブルなデザインに落とし込まれています。
ルイスレザーのアイコンでもある胸元のワッペンを剥がした跡、そこにプリントされたメッセージ。
遊び心のきいたデザインがアンダーカバーらしさを感じさせます。
ここは好みの問題になってくるので引き分けと言いたいところですが…
ただ僕個人としては、ファッション性が高く、すっきりとしたシルエットで都会的なライダースコーデが楽しめるので、アンダーカバーの方が好みではあります。
よってアンダーカバーの勝ちとします!
対決3.ディテール
続いてはディテールを比較していきます。
まず双方の大きな違いの1つとして挙げられるのが“ライナー(裏地)”です。
アディクトクローズのこのモデルはブラックニットナイロン仕様になっています↓
ルイスレザーでも使用されているライナーで、袖通も良く中綿キルティングよりも長いシーズン着用できるメリットがあります。
見た目にもワントーンなのでシックでかっこいいですね。
一方アンダーカバーのライナーは身頃部分はコットン仕様↓
袖部分はキュプラ仕様になっているため、袖通りが良く着心地も良好です。
ワインレッドカラーのコントラストもいい感じですね。
しかし、身頃部分のライナーはピリング(毛玉)ができやすく、長く使っていくと汚い感じになりそうです。
そしてもう1つ注目すべきは“ファスナー”。
たかがファスナー、されどファスナー!
このファスナー1つでライダース全体の雰囲気をガラッと左右する、重要なディテールポイントです。
こちらがアディクトクローズのライダースで使用されているファスナー↓
ライダースの雰囲気に合わせて、少しくすんだ金具を使用しておりヴィンテージ感が引き立っています。
そしてこちらがアンダーカバーのライダースで使用されているファスナー↓
小ぶりなアディクトクローズのファスナーに比べ、やや大振りのファスナートップが印象的です。
どちらもオリジナルのファスナートップを使用しています。
どちらも日本製になっており、洗練されたライダースではあるのですが、ディテールにおいてはアディクトクローズの方が精巧かつこだわりが行き届いていると感じました。
アディクトクローズのライダースは、裏地、ファスナー、バックル等、全てにおいてオリジナル素材を使用しているようで、完成度は非常に高いですね!
よってアディクトクローズの勝ちとします!
対決4.革のクオリティ
ライダースといえば気になるのは“革の質”。
ライダースの良し悪しを決める最大のポイントでもあります!
まずアディクトクローズライダースの革は、オリジナルの“ホースハイド”を使用しています↓
しっかりと革の風合いを味わえるホースハイドの魅力は、ツヤだけでなく本来キメの細かさとしなやかさにあります。
腕のシワも良い感じに入り、経年変化が楽しみなレザーですね。
一方、アンダーカバーは光沢のある“カウレザー(牛革)”を使用しています↓
まず革の質を言う前に、場所によって革の質感にバラつきがありすぎますね…。
カウレザーにしては非常に柔らかく、どちらかというと着心地を重視したレザーといった感じです。
腕の部分はハリが全くなくレザー風合いはちょっと残念です。
これはあまり経年変化に期待できないですね…。
革の質に関しては圧倒的にアディクトクローズの方が上です!
さすがレザーブランドと言うべきか、やはり革へのクオリティとこだわりは流石ですね。
着心地という面では、アンダーカバーのライダースが良いのですが、やっぱりレザージャケットである以上、革の質や経年変化を楽しみたいものですからね。
対決5.コストパフォーマンス
最後はコストパフォーマンスです。
価格帯がほぼ同じ、またデザインも近いので革の使用している面積にも大きな差はないでしょう。
それを踏まえると、これももう圧倒的にアディクトクローズの方がコスパは上ですね。
革の質やディテールなど、同じ値段でここまで差が出るのかというくらいだと感じます。
アンダーカバーのライダースはファッションブランドとしての知名度が高いため、いわゆる“ネームバリュー”が上乗せされているのかもしれません。
まとめ
ということで今回は『レザーブランドVSアパレルブランド!ライダース対決』と題して、アディクトクローズのライダースとアンダーカバーのライダースを比較してみました!
その結果…
3勝2敗で、アディクトクローズの勝利となりました!!
やはりレザーブランドのライダースとアパレルブランドのライダースで、大きく差が出たのが“コストパフォーマンス”です。
レザーブランドだけのことはあって革のクオリティが非常に高く、必然的にコストパフォーマンスが上がります。
もちろんアパレルブランドにも革の質がいいライダースが沢山あります!
しかし、同じくクオリティでライダースを作った場合、どうしてもアパレルブランドの方が価格は高くなってしまいます。
ではアパレルブランドのライダースが劣っているのかというと、そういうわけではありません!
アパレルブランドの方が、トレンドに敏感で時代にマッチしたライダースを提案していると思います。
最後にレザーブランドとアパレルブランドそれぞれのメリットをまとめてみました。
レザーブランドのメリット
・コストパフォーマンスが高い
・革の種類が豊富
・経年変化を楽しめるライダースが多い
・流行り廃りがない
アパレルブランドのメリット
・ファッション性、トレンド性が高い
・タウンユース向き
・はじめから着心地が良く使いやすい
・スタイリングしやすい
あくまで僕個人の見解にはなるので悪しからず。
ライダースジャケットの購入を考えている方は、参考にしていただければ嬉しいです!
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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