こんにちは、KENです。
私…遂にゲットしました…。
長年の夢。
そしてオトコの憧れ。
「ルイスレザーー!!」
清水の舞台から飛び降りる思いでいったりました!(笑)
久しぶりの新品購入です。
ご存知の通り『オトコフクDX』はライダースを中心に紹介しているブログなのに、今まであまりルイスレザーに触れてきませんでした。
…というのも実は僕、ルイスバージン。
半端な気持ちでルイスレザーをレビューできまいと、今まで温存してきたというわけです!
そんなわけで、ルイスバージンを卒業し一皮剥けた今、心置きなく『Lewis Leathers(ルイスレザー)』をレビューしていきたいと思います!
Lewis Leathers(ルイスレザー)とは
革ジャン好きからも評判の高い、ライダースジャケットの名門ブランド“Lewis Leathers(ルイスレザーズ)”。
1892年にロンドンで創立された、100年以上続く老舗英国ブランドです。
ライダースジャケットの代表的な存在と言っても過言ではないほどその名は広く知れ渡り、昨今のライダースジャケットのベースを構築したブランドの1つでもあります。
そんなライダースの代名詞とも呼べるルイスレザーは、今までに数多くのアーティストや著名人に愛されてきました。
日本のファッショニスタでも愛用者が多く、“川久保玲”さんや“藤原ヒロシ”さんなどもルイスレザー愛好家として知られています。
リアルマッコイズの別注ライダース
今回購入したルイスレザーは、日本が誇るアメカジブランド『THE REAL McCOY’S(リアルマッコイズ)』の別注モデルです。
Lewis Leathers × THE REAL McCOY’S LIGHTNING(ライトニング)のタイトフィットモデル(391T)になります。
これは2014年ごろから毎年リアルマッコイズでリリースされている、人気の定番モデルです。
リアルマッコイズの別注モデルは現在、“ライトニング”、“サイクロン”、“ドミネーター”、“スーパーモンザ”の4型が並んでいました。(2020年7月時点)
“ライトニング”と“サイクロン”で迷いましたが、ここは安定のライトニングを購入!
お値段も242,000円とオリジナルを超えるシビアな価格…いやー…高い!
給付金の力をお借りして頑張りました!
ライダースのディテール
そんな買いたてホヤホヤの、ルイスレザーのディテールを紹介していきたいと思います。
型は、オリジナル現行モデル“ライトニングのタイトフィット(391T)”とほぼ同一。
革の素材を変えたモデルになります。
カラーはブラックですが、少し赤茶味がかった色合いが独特です。
大きな面積の革で仕立てられた背面。
肩にかけてV字に広がるヨークのパターンがライトニングの特徴でもあります。
まるで背中で物語るかのような堂々とした佇まいです。
ルイスレザーの象徴でもある胸元のパッチ。
リアルマッコイズの別注モデルでは、ライトニングがオーバルパッチ仕様。
サイクロンはスクエアパッチ仕様になっています。
60年代の復刻、黒の「AVIAKIT」文字に赤の「ウイング」が表記されたタグ。
いわゆる“赤羽(あかはね)タグ”というやつですね。
腕元のポケットもルイスレザーらしいアクセント。
(これって何を入れるためのポケットなのでしょう?)
テープカラーはブラックになっており、全体的に統一感のある仕上がりになっています。
これぞルイス!と言わんばかりのフロントのファスナー。
ファスナーも現行品と同じCLIX(クリックス)ファスナーを使用しています。
昔のイギリスモーターサイクルジャケットには多く見られたようですが、今となってはルイスレザーの代名詞とも言えるディテールです。
両サイドにはライトニングのアイコンとも言える、2本のウエストベルトが。
着用着に腕に金具が当たらないのも嬉しい仕様です。
革の質
当然気になるのはこのルイスレザーの“革の質”ですよね!
このリアルマッコイズ別注モデルの特記すべきポイントはここにあります!
ルイスレザーオリジナルでは選べない“ディアスキン(鹿革)”を使用しているという点です!
ディアスキンらしい、この美しいシボとマットな質感。
ルイスレザーと同じく、創業100年以上の歴史をもつ“藤岡勇吉本店”の、国内最高級のディアスキンを採用しているそうです。
ルイスレザーオリジナルはクロム鞣しの革が多い中、こちらはフルタンニン(渋)鞣し!
程よい肉厚があり、ライダースらしい重厚感も健在。
最高級ディアスキンならではの、贅沢な経年変化も楽しめそうです。
ちなみにライナー(裏地)はブラックナイロンニットを採用。
通気性も良くルイスらしいマテリアルです。
ただ生地の遊び(生地の余裕)が多く、着用時のたるみがでます。
特に袖元からライナーが少し飛び出るのが気になりますね。
やはりその点は日本製のライダースの方が計算されており、質の高さを感じる点ではあります。
着用イメージ・サイズ感
最後にルイスレザー ライトニング(391T)の着用したサイズ感を紹介します。
170cm/60kgの僕が38サイズを着用。
(インナーはTシャツ一枚で合わせています)
[平置き寸法]
肩幅:41cm 着幅:49cm 着丈:61cm 袖丈:63cm
リアルマッコイズ別注モデルは、オリジナルのものよりサイズがやや小さく設定されているようです。
僕の体型でオリジナルモデルだと36サイズがジャストくらいなのですが、この別注モデルは38サイズがジャストでした。36サイズでも着れなくなかったですが、 Tシャツ1枚でもパツパツになります。
あと、オリジナルは着丈・袖丈がカスタムできますが、この別注モデルはできません。
ただオーダーの場合のデメリットとして、手元に届くまで革の質やシボ感などが分からないという点もあります。
その点こちらの別注モデルは在庫さえあれば好みの個体を選べるというメリットはあります!
僕も2着から好みの革を選ぶことができたので、それなりに満足しています。
ちなみにクローズして着るとこんな感じ。閉めるとほんとにジャストサイズですね。
まだまだ身体に馴染んでいないので、今後経年変化とともに更にカッコ良くなる(予定)でしょう!
まとめ
ということで今回は、僕にとってのはじめてのルイスレザー『Lewis Leathers(ルイスレザー) リアルマッコイズ別注 “LIGHTNING(ライトニング)タイトフィット / 391T”』をレビューしてみました!
個人的な総合評価はこんな感じです!
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
着心地 | ★★★★★ |
素材の質 | ★★★★★ |
経年変化 | ★★★☆☆ |
コストパフォーマンス | ★★★☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆(4.1) |
結果…
「人をダメにするライダース(いい意味で)」です!
見た目の無骨さとは相反して、軽くて柔らかいとろけるような着用感!
まさしく革のカシミアと呼ばれるだけのことはあります。
デザイン、クオリティ、着心地はもう完璧です!
「ルイスはガチガチのカウ(牛革)やホース(馬革)を着込んでなんぼやろ!」という意見の方も多いと思います。
確かに僕も、硬い革を着込んで馴染ませるのが好きです!
…が!
このライダース、一度着るとそんな執念すらも曲げてしまうほどの説得力を持っています(笑)
僕は少し前にルードギャラリーブラックレベルのディアスキンライダースを購入して以来、鹿革の虜になってしまいました。
そういう意味でも、人をダメにしてしまうライダースだと思います(笑)
購入時の注意点!
最後にリアルマッコイズ別注のルイスレザーの購入を検討している人へ、注意点をお伝えします!
SNSなどの口コミを見ていると“サイズ感問題”が浮上してきます。
どうやらこの別注モデルは、同じモデル同じサイズでも個体差が大きいようです。
実際僕は店舗をまたいで3着試着しましたが、そこまで大きな違いは感じませんでした。
もしかすると生産時期によってばらつきがあるのかもしれません!
ですので、できればちゃんと試着した上で購入することをオススメします!
もしオークションやフリマアプリで買う場合は、出品者とちゃんとやりとりして、慎重に購入することを強くオススメします!
もし何かご質問があれば、ブログかインスタの方からコメントを頂ければお答えしますので、お気軽にどうぞ!
よろしくお願いします!
今回ルイスレザーを初めて購入しましたが、もし余裕があればオリジナルのルイスレザーも購入してみたいと思います!
買える日はほど遠いでしょうが…(笑)
それではまた!
最後までご覧いただきありがとうございます。
他にもたくさんのライダースをレビューしていますので、是非チェックしてみてください!
↓↓ > 「ライダースジャケットのレビュー記事」一覧
コメント
はじめて失礼します。
リアルマッコイズ別注のライトニングを綺麗にご着用されているのを拝見し連絡させて頂きました。
リアルマッコイズ別注のスーパーモンザの購入で質問させて下さい。38にするか40にするかサイズ感で悩んでおりまして、38だとTシャツ1枚でも前は閉まりますがかなりタイトです。40だと前をしめてジャストな感じです。ただ前を開けた際に40だとやや野暮ったい感じで、38だとすっきりかっこよいです。肩は38でジャスト、40で少し余るかなというくらいです。中にTシャツだけしかきないということはなく、薄手のパーカーくらいは着ると思います。質問したいことですが、①Tシャツより厚手の服を下に着るなら一つ上のサイズがよいでしょうか?②着用していると革はどの程度伸びきますでしょうか?
本文にもあるようにKENさんは36ではなく少し余裕がある38を選ばれており参考にさせて頂きたいと考えています。
お忙しいところ恐れ入りますがアドバイスを頂ければと存じます。
体格ですが、身長177cm、70kg、肩幅は広めですが、骨格はどちらかというと細めです。
よろしくお願いいたします。
寒川さん
はじめまして、KENです。
コメントありがとうございます。
スーパーモンザかっこいいですよね!
シングルとダブルの良い所どりのデザインが魅力的で、僕もとても気になっていました!
ご質問①についてですが、
内容を拝見した限りでは、個人的にはサイズ40が良いかなと感じました。
確かにライダースは、Tシャツ1枚で合わせるのがかっこいいと思います。
しかし実用面で考えると、中にパーカやニットを着れるくらいのサイズ感の方が着こなしの幅が広がります。
またそうすることで、少しでも長い期間着用できるというメリットもあります。
リアルマッコイズ別注モデルはアームが細く作られているので、ワンサイズ上げても比較的すっきりとした印象に映ると思います。
ただ最終的には、寒川さんの“ファッションのテイスト”であったり“どういう風に着こなしたいか”によって、サイズを決めてあげても良いかと思います。
↓ちなみに僕は下記の着用感です↓
===================================
・Tシャツ1枚(開けて着用)…少し余裕あり
・Tシャツ1枚(閉めて着用)…ジャスト
・スエットパーカ(開けて着用)…ジャスト
・スエットパーカ(閉めて着用)…少しきつい
・厚手のニット…少しきつい
※鹿革なので多少きつくてもストレスは感じません
===================================
ご質問②についてですが、
鹿革は他の革に比べ伸縮性が高いとされています。
しかし、実際に伸びるとしても身幅や腕周りなどのテンションがかかる部分のみで、全体的な印象やサイズ感はそこまで変わらないと思います。
ただ鹿革なので非常に着心地が良く、窮屈感やストレスはありません。
ライダースのサイズ選びは本当に迷ってしまいますよね!
高い買い物なのでなおさら…。
もし着用したお写真などがあれば、インスタの方にDMで送っていただければ着用画像を見た上でアドバイスさせていただきます。
お気軽にご連絡ください。
長くなりましたが、少しでもご参考になれば幸いです。
よろしくお願いいたします。
はじめまして!
コメント失礼します。
私もリアルマッコイズの別注ルイスを検討しています。
ライトニングにしようかサイクロンにしようか迷っているのですが、KENさんがライトニングにした決めては何だったのでしょうか?
教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!
ryoさん
はじめまして、KENです。
コメントありがとうございます!
僕がライトニングを選んだ理由ですが、1つは“初めてのルイスレザーだったから”です。
記事でも述べた通り1着目のルイスレザーだったので、まずは定番のライトニングが欲しいと思いました。
また2つ目の理由としては、リアルマッコイズ別注モデルに関してはサイクロンはファスナーテープがベージュだったからです。
少しカジュアルな要素が強くなるので、オールブラックのライトニングを選びました。
あとは単純にサイクロンはネイビーしかなかったのでライトニングの一択でした(笑)
サイクロン、ライトニング、スーパーモンザなどなど…
それぞれの良さがあってどれをとっても素敵なモデルだと思います!
ご参考になれば幸いです!
よろしくお願いいたします。
はじめまして。
こちらをサイトで拝見し、先ほどリアルマッコイズの原宿店で
ライトニングを購入しました!
細かく説明して頂き、とてもとても参考になりました。
ありがとうございます。
私は身長179㎝体重72キロで42サイズを購入しました。
40サイズも着れるのですが、着丈、袖丈が少し短く
歳をとった時でも着れるように少し余裕を見た感じです。
ディアスキンは傷が付きやすいとお店で聞いて
普段斜め掛けのバックをしているので少し心配になりました。
手ぶらが一番なのかと思いますが、
ライダースに合うバック何か良いものありますでしょうか?
よろしくお願い致します。
ヒロさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
少しでもヒロさんのお買い物のお役に立てたのでしたら光栄です!
とても良いスタイルで羨ましいです!
僕よりも全然カッコ良くライトニングを着こなしていらっしゃると思います!
僕もヒロさんと同じように考え、長い目で見た時に末永く愛用できるようワンサイズアップで購入しました。
確かに鹿革の性質上、引っ張りに対する強度はありますが、革の表面が剥離しやすいというデメリットがあります。
ですので、気になるようでしたらショルダーバッグやバックパックなどはなるべく避けた方がいいかと思います。
僕もディアのライトニングを着用する際は、トートバッグで合わせたいと考えています。
昨今ではトートバッグといっても、キレイめのものからカジュアルなものまで幅広いデザインが選べるのでオススメです。
さらに男っぽく合わせるのでしたらボストンバッグなんかもいかがでしょうか?
とは言ったものの、ショルダーバッグを使っていても、普段使いくらいだと大きい面積で剥がれたりすることは無いと思います。
気にせずガシガシ使って少しキズが付いたとしても、それもまた経年変化の一つと解釈して楽しむのもアリではないでしょうか。
お互いいいライダースに育てていきましょう!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
いつも楽しく読ませて頂いてます◎
筋金入りの革ジャン好きで参考になるし、共感持てる事が多いです。
僕も1年前にルイスレザーズを初めて買いましたが、色気のある艶が好きで馬革を選びました。
シープスキンもディアスキンもシボ感がカジュアルな雰囲気なので好みではなかった筈だけど、希少性とか物語的なものを見ると、収集癖が刺激されて欲しくなってる自分がいるので怖いです(笑)
こちらのジャケットはタンニン鞣しとのことのことですが、クロム鞣しよりお手入れが大変だと聞くので気になります・・・。
ユウスケ様
コメントありがとうございます。
革ジャン好きの方に共感いただけて嬉しいです!
分かります!革ジャンって収集したくなりますよね…(笑)
ほんと革ジャンの魅力って底なしだと思います。
タンニン鞣しのお手入れについてですが、個人的にはクロム鞣しと同様のお手入れをしています。
確かにハイブランドのバッグのように、「綺麗な状態を保ちたい」アイテムですと、クロム鞣し革の方が扱いやすいと思います。
しかしレザージャケットのように、「経年変化を楽しみたい」というアイテムであれば、タンニン鞣しの方が良いかなと思っています。
お手入れの面で、クロム鞣しとタンニン鞣しとの一番の差は、“耐水性”だと思います。
タンニン鞣し革よりもクロム鞣し革の方が水に強いという特性を持っています。
確かにタンニン鞣し革のジャケットだと、水シミになりやすかったりするので、雨の日を避けて着ることはあります。
しかしそれ以外の点では、タンニン鞣しだからといって気を付けていることは特にありません。
(そもそもあまりお手入れしない派というのもありますが…)
メンテナンス方法に関しては、「革をどういう風に育てたいか」によっても変わってくるかとは思いますので、あくまで一意見として参考にしていただけますと幸いです。
そこも含めて革ジャンって魅力的ですよね!