こんにちは、KENです。
SNSの普及でユーザー(消費者)の目が肥えてきていると言われていますが、それはファッションの分野でも然り。
簡単に情報が手に入る今の時代では、「良いものは良い、悪いものは悪い!」その目利きがユーザーもできる時代になってきています。
革ジャンに関しても同様に、安かろう悪かろうのモノが売れる時代はもう終わるんじゃないかなと思っています。
おそらく今このブログをいつも読んでくださっている方も、もうそんな安いだけの革ジャンには惹かれないのではないでしょうか。
さて、前置きが長くなりましたが…
以前ブログでもピックアップした『iade leather(イアデ レザー)』で革ジャンをオーダーしてみました!
>iade leatherについての過去の記事はこちら
普段スーツも着ないので、僕にとってはオーダーで服を仕立てるというのはかなり新鮮!
そこで今回は、オーダーから完成までの全貌を、前編後編に分けてレポートしたいと思います!
前編の今回は『オーダーするまでの流れ』。
後編では『実際に届いた革ジャンのレビュー』をお届けします!
まだまだ世に知れ渡っていない駆け出しのブランドさんなので、どのような流れで、どのようなライダースが仕上がるのか不安に思っている方も多いと思います。
上手くオーダーをするコツと、仕上がったライダースの感想をまとめてみたので、気になっている方はぜひ最後までチェックしてみてください!
もちろんiade leatherに限らず、革ジャンのカスタムオーダーを検討している方もぜひチェックしてみてください!
iade leatherとは
iade leather(イアデ レザー)は、職人さんが1人で手掛ける完全受注生産型のDtoC レザーブランドです。
以前記事でもご紹介したのですが、オーダーメイドでありながら5万円台からライダースを作れるというハイコスパブランドです。
>iade leatherの公式サイトはこちら
ブランドさんに直接交渉してサンプルはお借りできていたので革の質は確認済み。
じゃー実際にオーダーしてみたらどうなんだろうと、今回完全実費で体当たりしてみたわけです!
それでは早速その一部始終をレポートしていきたいと思います!
ステップ① -オーダーする前に-
オーダーするにあたって、まず決めなければいけないのがベースとなるデザイン。
シングルなのかダブルなのか、それともセミダブルなのか?
どんな風に着用したいのか?
細かいディテールは後からカスタマイズはできるので、まず大枠部分を決める必要があります。
今回僕がイメージしているのは、“閉めて着用する用のダブルのライダースジャケット”。
ややクラシックな印象で合わせたいなと思っています。
そので目指したのはこのお二人。
(↑藤原ヒロシさん↑)
(↑バイきんぐ/小峠さん↑)
サイズ感や着こなし方。
僕にとってこのお二方は、ライダースジャケットの着こなしのお手本であり憧れでもある存在です。
僭越ながら今回目指すは、このお二人のような着こなしができるライダースジャケットを作ることです!
ステップ② -サイズオーダーについて-
注意していただきたいのが、iade leatherは実店舗がないということ。
つまり自分でサイズ(寸法)を決めなければいけないということです。
ここがiade leatherでオーダーする上で一番の難関となるでしょう。
革ジャンを何着かお持ちの方にとってはマイサイズをなんとなく把握しているとは思います。
しかし、はじめて革ジャンを購入される方にとっては少しハードルは高いかもしれません。
ただ基本的にはベースとなるサイズはあるので、そこから微調整するという流れがベターかなと思います。
僕も今まで何着も革ジャンを着てきた人間です。
吊るし(既製品)のライダースジャケットではどこか納得できず、「もう少しここが長かれば…」とか「もう少しこの部分が小さければ…」などの不満を積もらせていました。
今回その要望をここで叶えてみようと思います!
基本的には肩幅、身幅、着丈、袖丈の寸法を伝えればいけると思うのですが、さらに細かく寸法をオーダーしました!
まずは身頃幅の細かい採寸。
脇下〜ウエスト〜裾周りの3箇所を指定。
これはサンプルをお借りした際にウエストのシェイプが効きすぎているなと思ったので、この3箇所の差を少なくして、男っぽくズドンとしたシルエットにしたかったからです。
閉めて着用する際、ここのシルエットが非常に重要になってきますからね!
そして一番こだわったのが“アーム(腕回り)部分”。
細すぎるのはあまり好きではないので、細すぎず太すぎない絶妙な塩梅でオーダーしました。
こちらも腕の付け根〜肘部分〜手首の3箇所の寸法を指定しオーダーしました。
これらは今 自分が所有しているライダースジャケットをすべて採寸し、理想の数値をたたき出しました!
このサイズ・シルエットを決めるまでにかなり悩みますが、革ジャン好きにとってはそれもまた一興です。
ステップ③ -デザインのカスタマイズ-
続いてはデザイン・ディテールのカスタマイズです!楽しくなってきました!
まずカスタマイズ出来る範囲ですが、
これについて職人さんは「なんでもできます」との二つ返事(笑)
内容によっては追加料金もかかるかもしれませんが、基本的にNGはないようです!
そこで僕はなるべくシンプルかつややクラシックな印象に着用したかったので、以下のモデルをベースにいじりました。
1940年代のライダースジャケットがデザインのベースになっているそうで、シンプルで使いやすそうなモデルです。
ここから襟の大きさや前立の幅、ポケット、ファスナー位置などのディテールもカスタマイズしてみました。
こちらの詳細は、後半の記事で完成品をご紹介しながら解説したいと思います。
ステップ④ -レザー素材-
そして最後は一番大事な“レザー素材”。
iade leatherでは現在、クロム鞣しのカウレザーとベジタブルタンニン鞣しのホースレザーを選べるようです。
(左:カウレザー / 右:ホースレザー)
どちらも値段に対して革の質はかなり良いです。
カウレザーは、柔らかく着やすいですが経年変化が出にくいかなといった印象。
一方ホースレザーは、はじめは硬くて着にくそうですが経年変化を存分に楽しめそうな革。
僕はガッツリ経年変化を楽しみたかったので後者をチョイスしました!
最近は着心地の良いディアスキンのライダースをヘビロテで着用していたので、ここらで原点回帰!
堅牢なホースを纏って気を引き締めたいと思います!
革の質はかなり大事なので、絶対にサンプル品を見ることをおすすめします!
欲を言うなれば、レザーに関しては正直もう少しバリエーションに幅があってもいいかなという印象です。
タンニン鞣しのシープスキンやカーフレザーなんかも作ってほしいところです!
まとめ
ということでこれにてオーダーは完了。
お値段ですが、一部カスタム料金の追加で合計額 91,100円となりました。
金額として見れば高いですが、普通じゃなかなかできないような細かなポイントまでカスタムオーダーができたので、理想通りのものが仕上がればかなりコスパは良いのではないでしょうか。
そして何よりも今回オーダーしてみて、自分だけの一着を自分で試行錯誤して考えるという点においてはめちゃくちゃ楽しいです!
果たして理想通りの一着が仕上がったのか?
完成品のお披露目は、次週の後編でご紹介したいと思います!
【iade leatherで革ジャンをオーダーしてみた(後編)】はこちら >
決済方法やその他オーダー詳細について書くと、アフィリエイトっぽい記事になってしまうのでここでは割愛させていただきます(笑)
もちろんメッセージを頂ければお答えいたしますので、お気軽にコメントお願いいたします。
それでは本日はこの辺りで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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