こんにちは、KENです。
さて、今回レビューするのは『UNDERCOVER(アンダーカバー)のライダース』です!
アンダーカバーというと、ライダースジャケットには定評があり、いくつものライダースをリリースしています!
中でも人気の高いモデルはこの2つ!
【ダブルライダースジャケット】
ルイスレザーをオマージュしてデザインされたライダース。
アンダーカバーのライダースを代表する名作で、毎年リリースされている定番モデルです。
【ダブルジップライダースジャケット】
2本のジップラインが特徴のライダースジャケット。
レディオヘッドのトム・ヨークが愛用していることでも有名です。
どちらも長年にわたりリリースされているロングセラーモデルになります!
そして今回レビューするのは1つ目のダブルライダースジャケット!
実際に2016年のモデルを所有しているので、買ってみた感想や着てみた印象をレビューしていきたいと思います。
UNDERCOVER(アンダーカバー)とは
UNDERCOVER(アンダーカバー)は1990年に設立された日本のファッションブランド。
デザイナーは高橋盾。
2003年春夏よりパリ・コレクションにデビューを果たした、日本を代表するブランドの1つです。
また、アンダーカバーはカルト的なファンが多く、限定アイテムなど入手困難なアイテムにはプレミア価値が付くことも珍しくありませんでした。
全盛期に比べると落ち着いた感じはありますが、今でも根強いファンを持つ人気のブランドです。
ライダースジャケット UCA4201
今回ピックアップするのは、アンダーカバーの定番モデル【レザーライダースジャケット“UCA4201”】。
僕が所有しているのは2016年に発売されたモデルになります。
価格は15万程です。
毎年リリースされているのですが、デザインはそのままで、品番が少し変わってリリースされているようです。
僕の把握している限り見た目は同じデザインでも、UCA4201を筆頭にUCQ9212、UCQ4212、B4210、G9202、etc…と、いくつもの品番に分かれています。
おそらく革の質感や仕様が微妙に変化しているのだと思います。
そして中でも、ファンの間では2008年に発売されたモデル(B4210)の評判が高く、一番革のクオリティが良いと言われています。
10年以上も前のモデルにも関わらず、実際に今でも高額で取引されています。
ライダースのディテール
アンダーカバーのライダースジャケットのディテールを紹介していきたいと思います!
まずデザインはルイスレザーのライトニングをオマージュした、オーセンティックなダブルライダース仕様となっています。
4つのボールチェーンポケットと、左右にウエストベルトが2つずつ付いています。
(↑原型となったルイスレザーのライトニング)
デザイナーのジョニオさんもルイスレザー愛好家の一人として知られています。
胸元にはルイスレザーのオーバルパッチを剥がしたような縫い目の跡と、そこにプリントされた文字が印象的です。
アンダーカバーらしい遊び心を感じさせるデザインとなっています。
背面は広い面積で裁断された2枚革仕様。
贅沢な作りになっています。
ワインレッドが印象的なライナー(裏地)ですが、身頃部分はコットン100%、袖部分はキュプラ100%を仕様になっています。
コットン素材の身頃のライナー部分に、毛玉ができやすいのが少し気になりますね。
さて!気になる革の質ですが…
使用しているのは光沢感のあるカウレザー(牛革)。
おそらくフルクロム鞣しでしょう。
カウレザーというと硬くて重厚感のあるイメージですが、こちらはかなり柔らかい肌触りになっています…というか柔らかすぎます!ハリが無い!
ご覧の通り、腕のシワもふにゃっとしてしまい、ライダースを育てる楽しみも半減…。
なんとも心もとないというか、安っぽい羊革のような質感です。
これは本当に残念です。
…と、思いきや部分的にはハリのあるいい質感の場所もあります。
どうやら1着のライダースの中にも、革の質にムラがめちゃくちゃあるようですね。
うーん、どうしたものか。。。
ライダースの着用イメージ・サイズ感
実際に着用したサイズ感がこんなかんじです。
(170cm / 60kgでサイズ1を着用)
革の質の悪さとは裏腹に、着用した感じがめっちゃ良いんですよ…コレ(笑)
まず革が柔らかい分、着心地が楽なんです。(当たり前だけど)
そしてシルエットなんですが、全体的にサイズのバランスが良い!!
アームの太さなんかも、細過ぎず太過ぎずちょうど良いです。
ルイスレザーを上手くアレンジしたシルエットって感じですね。
すっきりとしたミニマルなバックスタイル。
着丈のバランスも好みの長さです。
閉めて着るとこんな感じ。
革が柔らかいので動きやすく、シルエットもいい感じです。
しかし、閉めたときに左右で革の質感の差が目立ってしまいますね。
まとめ
ということで今回は、『アンダーカバーの定番ライダースジャケット“UCA4201”』をレビューしてみました!
個人的な総合評価はこんな感じです!
デザイン | ★★★★★ |
サイズ感 | ★★★★☆ |
着心地 | ★★★★☆ |
素材の質 | ★★☆☆☆ |
経年変化 | ★★☆☆☆ |
コストパフォーマンス | ★☆☆☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆(3.0) |
結果…
「罪なライダースジャケット」です。
ぶっちゃげあんまりオススメしません。
その理由はやっぱり革の質!
1着ライダースの中でも、パターンの個所によって革の質が全然違います。
これは革製品全般に言えることですが、このライダースは特に酷いです。
また、同じモデルでも革の質に個体差がかなりあるようです。
なので購入するときはちゃんと店頭で、在庫全てを出してもらって、しっかり比較して買うことを強くすすめます!(笑)
僕が購入したのはハズレ革だったのかもしれませんが、これでも名作か!?と驚いてしまうほどのクオリティです。
正直これで15万は高いですね…コスパが悪すぎると思います。
15万あったらもっと上質なライダースが買えますよ!
しかし!
そう思いつつも、デザインや着た感じのバランスがなんとも絶妙なんですよ!
なので手放せずにいます。
…なんとも憎めない、罪なライダースです(笑)
今回紹介したのは2016年制のモデルだったので、もしかするとこれは2016年製のモデルに限ったことなのかもしれません!
でももし今アンダーカバーのライダースを買おうかと考えている人は、くれぐれも注意して下さいね!!
「買うのなら、ちゃんと実物を見て店頭で買う!」…これを意識してください!
それでは本日はこの辺りで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
↓革ジャンに関するご相談はこちらからどうぞ↓
↓革ジャン愛好家たちの画像を集めたライブラリー↓
コメント