こんにちは、KENです。
いよいよ10月に突入!
日中はまだまだ暑いですが、朝晩は「お!革ジャンいけるかも」という気温になってきました。
季節も変わり「今年こそは革ジャンを着たい!」と考えている方も多いはず…!?
そんなわけで今週は、革ジャン初心者の方にも知っておいてほしい『革ジャンの基礎』についてまとめていきたいと思います。
「そもそも革ジャンとは?」
「ライダースと革ジャンの違いって?」
「革ジャンにはどんな種類の革があるの?」
などなど…
革ジャンを買う前に知っておきたい基本知識をまとめました。
今シーズンから革ジャンデビューしたいという方は必見です!
ぜひ最後までチェックしてみてください。
革ジャンとライダースの違い
まずそもそも【革ジャン】とは…
【革ジャン】とは革を使ったジャケットのことで“革のジャンパー”の略です。
若い世代の方にとって“ジャンパー”って聞き馴染みがないと思いますが、いわゆる革のブルゾンやジャケットのことを指します。
【革ジャン】の定義は広く、一般的にはレザーで作られているアウター類のことを指して革ジャンと総称されることが多いですね。
ちなみに…
革ジャンとレザージャケットは同意語ですが、革ジャン=ライダースジャケットではありません。
革ジャン(レザージャケット)の括りの中に、ライダースジャケットやフライトジャケットなどがあるといったイメージです。
とは言え、ショップ店員さんでもごっちゃになっている人がいるので、そこまで気にしないで良いと思います(笑)
まぁレザージャケット(もしくは革ジャン)って呼ぶのが大きい括りなので、一番間違いないですかね。
革ジャンの種類
革ジャンにはどのような種類のものがあるのでしょうか。
一般的な革ジャンを、ざっくりカテゴリー分けすると以下の5つです。
②ミリタリージャケット
③スポーツジャケット
④ブルゾン系ジャケット
⑤フォーマル系ジャケット
皆さんが「革ジャン」と聞いてまずイメージするのは、やはり“レザー ライダースジャケット”だと思います。
そしてライダースジャケットの中にも、大きくわけると“シングルライダース”と”ダブルライダース”が存在します。
(シングルライダース)
(ダブルライダース)
シングルライダースは前合わせがシングルブレストに。
一方ダブルライダースは前合わせがダブルブレストになっています。
ご覧の通り、ダブルライダースの方が装飾が多くハードな印象に映ります。
そのため“はじめて革ジャンを購入する”という方には、シングルライダースの方が合わせやすいと思います。
もっと知りたい方は、過去記事でも革ジャンの種類について詳しくご紹介していますので、よかったらチェックしてみてください。
>革ジャンの種類を徹底解説!タイプ別 革ジャンの選び方
革ジャンに使用される革
革ジャンの種類がわかったところで、続いて気になってくるポイントは“革の種類”についてです。
つまり革ジャンに使われている革素材。
一般的な革ジャンに使用されている革は以下の5種類。
馬革
羊革
山羊革
鹿革
さらに、同じ革の種類でも年齢や性別によって呼び方も特徴も変わってきます。
例えば聞き馴染みが多いシープとラム。
これはどちらも羊革ですが、年齢によってその呼び方が変わってきます。
それに加えて、革を加工する工程の“鞣し(なめし)”方によっても革の仕上がりや風合いは全くもって異なります。
このあたりについて詳しく知りたいという方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
> 革ジャンの“革”を選ぶ時のポイントとは?
一長一短それぞれの革にの特性があり、どの革が一番良いとは一概には言えないのです。
それぞれの革の特性を知った上で、最終的にはお好みで選んであげると良いかと思います。
シープレザー最強説!?
ここでちょっと余談。
先日あるレザーブランドの方にお聞きした話によると、一般消費者の中では“シープスキンが最も良い革”という認識が広まっているそうなのです。
この認識にはかなり驚かされました!
もちろん世代や革ジャンへの関心度、好きなブランドによっても認識はそれぞれだと思うのですが、この認識をお持ちの方が結構多いのだとか。
ただこの解釈には理由があるようで、昨今ハイブランドやラグジュアリーブランドの多くは“シープスキン”が採用されているというところから、こういった認識が広がっているそうです。
なるほどなー…と。
決してこれはシープスキンの批判ではありませんし、もちろんシープスキンの中にも非常に高価なものも実際にあります。
ただシープスキンと言ってもその品質はピンキリ。
絶対的に「シープスキンが一番上質な革である」という認識は間違いなのでご注意くださいね。
革ジャンのお手入れは面倒?
革ジャンを購入する上での懸念点と言えば、“革ジャンのお手入れ”ではないでしょうか。
「革ジャンのお手入れはとても面倒」
「頻繁にお手入れしないとすぐダメになる」
「革のお手入れには専門的な知識が必要」
…そう思っている方も少なくないはずです。
でもこれ、全て間違いです!
革ジャンのお手入れって実は結構簡単で、基本の知識さえ押さえておけば誰でもできるんです!
近年販売されている(特にファッションブランドの)革ジャンは、すでに柔軟性がありコンディションが整っています。
多湿の日本に住んでいる限り、基本クリームやオイルを入れる必要はほぼありません。
実際に僕も2、3年に一回とかしかクリームを使ったメンテナンスはしていませんからね。
もちろんコンディションの悪い革ジャン(例えば古着で購入したもの等)を甦らせるのには専門的な知識は必要ですが、昨今販売されている新品の革ジャンであれば、とりわけ知識がなくとも十分に良い状態を維持できるということです。
※ただし保管状況や濡れた場合の対応など、カビ対策はしっかりとすることをお勧めします。
お手入れに関しても過去の記事でご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
>超簡単!正しい革ジャンのお手入れ方法を教えます
革ジャンの魅力とは?
最後は“革ジャンの魅力”についてお話ししたいと思います。
革ジャンの魅力っていうのは、言い出すとキリがないほど幾つもあります(笑)
一番の魅力を挙げるのであれば、それはズバリ育てる楽しみ。
つまり“エイジング(経年変化)”だと僕は思っています。
着用すればするほど自分の身体に馴染み、深々とシワが刻まれ、革が柔らかくなり、質感や色味も深みが増す。
これぞ革ジャンの醍醐味です。
革の種類や鞣しによってと経年変化の現れ方は全然異なりますし、着用する方のライフスタイルによっても変わってきます。
買った時よりも、着用し続けて月日が経過した時の方が格好良くなる。
こんな服ってそう多くはないですからね!
だからこそ革ジャンはやめられないのです(笑)
まとめ
ということで今週は、革ジャン初心者の方に知っておいていただきたい『革ジャンの基礎』についてまとめてみました。
おそらくこのブログをいつも読んでくださっている革ジャン好きの皆さまからすると「そんなこと知ってるよ」と感じるような内容だったと思います。
しかしですね、
今まであまり革ジャンに触れてこなかった方が“誤った情報を認識している”という話を聞いて、革ジャン好きとしてはもっと多くの方に革ジャンの本当の楽しさを知ってほしいなと感じました。
「革ジャンには興味があるがまだ持っていない人」が読んでも参考になるような記事もたまには書いていきたいなと思っています。
ぜひ革ジャン好きの皆さまにもご協力いただけると幸いです!
そしていずれは革ジャン沼へ……
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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