こんにちは、KENです。
少しずつ春服を見据える時期になりましたね。
ここ数日で、読者さんからのご相談も増えてきています。
皆さんの革ジャン熱が一気に高まっているのではないでしょうか!
そんなわけで今回は『タイプ別 革ジャンの選び方』と題して、レザージャケットの種類とその選び方について、まとめていきたいと思います!
数ある革ジャンの種類をカテゴリー別で解説するほか、どのデザインの革ジャンを選べば良いのかについてもまとめています。
はじめての革ジャンを検討しているという方はもちろん、2着目3着目の購入を検討している方もぜひ最後までチェックしてみてください!
レザージャケットの種類
まずは“レザージャケットの種類”について紹介していきます。
レザージャケット(革ジャン)というと定義が広いですが、その名の通りレザーできたジャケット類の総称です。
レザージャケットと呼ばれるアイテムは、昨今多くのブランドからリリースされており、形やデザインなどは様々。
そんな数多あるレザージャケットですが、実はある程度ベースとなるモデルって限られているのです!
そこでまずは、人気のレザージャケットを中心に、いくつかのモデルを紹介していきたいと思います。
ミリタリージャケット
まずは男心をくすぐるミリタリー系のレザージャケット。
ミリタリー系のレザージャケットというと、主に“フライトジャケット”が有名です。
その中でも馴染みのあるモデル3型をピックアップします。
【A-2 ジャケット】
“A-2”は、1931年に米陸軍航空隊として採用されたフライジャケット。
昨今でもショップやブランドから、一番多く展開されているミリタリー系レザージャケットではないでしょうか。
【G-1 ジャケット】
海軍航空隊によって開発された“G-1”フライトジャケット。
一見A-2と似ていますが、G-1はムートン襟を採用しており、A-2よりも防寒性に優れたジャケットになります。
【B-3 ジャケット】
ボマージャケットの代表格として知られる“B-3”ジャケット。
一般的にはムートンが使用されており、フライトジャケットの中でも圧倒的な保温性を誇るモデルです。
近年ではこのB-3も総じて、ムートンジャケットと呼ばれることが多いかもしれません。
スポーツジャケット
“スポーツジャケット”は、1930~1940年代にアメリカ人が好んで着用していたレザージャケット。
(スポーツジャケットと言っても本当にスポーツ時に着用していたわけではなく、アウトドア等のシーンで着用していたようです。)
一見襟付きのシングルライダースと変わらないですが、背面のパターンや袖元のカフスなど、よりアメカジの雰囲気を感じるディテールになっています。
ちなみにスポーツジャケットにもダブル仕様があります。
(スポーツジャケットのダブルタイプ)
ブルゾンタイプ
デニムジャケットなどのモデルをベースとした、“ブルゾンタイプ”のレザージャケット。
中でもリーバイスの1st・2nd・3rdをモチーフとしたレザージャケットは人気を博しています。
やはり名作と呼ばれるデザインは、素材が変わろうとも名作であることに変わりはないようです。
テーラードジャケット
フォーマルな印象の、“テーラードジャケットタイプ”のレザージャケット。
カジュアルウェアとして着用している人は少ないと思うので、どちらかというとドレスウェアとしての用途になるのでしょうか。
レザージャケットの中では一番カッチリとした、ドレスライクなアイテムです。
ライダースジャケット
最後は皆さんご存じの“ライダースジャケット(モーターサイクルジャケット)”。
やっぱりレザージャケットといえば、ライダースジャケットを連想される方も多いと思います。
しかし、一口にライダースジャケットと言ってもその種類は様々。
ざっくり大きく分けると5種類に分類されます。
【ダブルライダース (ロンジャン)】
イギリス発祥のモーターサイクルジャケット“ロンジャン”。
比較的タイトなシルエットのものが多く、すっきりと着こなすことができます。
【ダブルライダース (アメジャン)】
身幅が広く着丈が短いボックスシルエットが特徴の“アメジャン”。
(と言っても、最近では昔ほどロンジャンとのシルエットの違いは無くなってきたような気がします。)
あとはエポーレットやウエストベルトなど、ロンジャンよりも装飾性が多いのも特徴の1つです。
【シングルライダース (立ち襟)】
ダブルに続いて人気のモデルが“スタンドカラータイプ”のシングルライダース。
シンプルなデザインでスタイリッシュに着こなすことができます。
【シングルライダース (襟付き)】
同じくシングルライダースより“襟付きタイプ”。
立ち襟のシングルライダースよりも少しカジュアルな雰囲気が特徴です。
【セミダブルライダース】
ダブルライダースとシングルライダースの良いところ取りをしたようなデザインの“セミダブルライダース”。
ファスナーの開閉によって見え間も大きく変わるのが特徴です。
どのレザージャケットがおすすめ?
では、いくつもあるレザージャケット中からどのタイプを選べばいいのでしょうか。
読者の方からも「ダブルとシングルどちらがいいですか?」といったご質問をよく頂くのですが、こればかりは“好み”で選んであげるべきだと思っています。
と言うのも「これが一番格好良い」というのは無く、「どういうスタイルで革ジャンを着たいのか」で決めるのがベストだと考えているからです。
しかし革ジャン選びに迷っている方も多いと思いますので、ここではスタイル別におすすめのレザージャケットを見ていきたいと思います。
あくまで1つの基準であって、これが正解ではないのでご了承ください。
無骨に革ジャンを着たいなら…
「無骨に男らしくレザージャケットを着こなしたい」という方には、王道のアメジャンがおすすめ。
特にアメカジスタイルには相性抜群です。
また体型ががっしりされている方にもおすすめです。
幅広いスタイルに合わせられる革ジャンは…
幅広いスタイルに合わせられるスタンダードなレザージャケットといえば、やはりロンジャン。
おそらく一番世に出回っているモデルではないでしょうか。
大人カジュアルに渋いスタイルで合わせるなら…
大人のカジュアルなスタイリングに合わせるのなら、ミリタリー系やスポーツタイプのレザージャケットがおすすめ。
年齢を重ねた大人の男が着用してこそ、完成する奥行きのある革ジャンではないでしょうか。
キレイめスタイルに合わせるなら…
きれいめなスタイルに合わせたいのであれば、立ち襟タイプのシングルライダースがおすすめです。
やや細身のシングルライダースに、スラックスなどで合わせると上品さがプラス。
はじめてのレザージャケットなら…
はじめてのレザージャケットで迷っているという方には、セミダブルライダースがおすすめ。
全てのライダースの良いところ取りというか、シンプルすぎずハードすぎず、一番バランスのとれたデザインかなと思います。
まとめ
ということで今回は、『革ジャンの種類と、革ジャンのモデルの選び方』についてまとめてみました。
前述したように、「こういうファッションスタイルの人は、このモデルを着た方が良い」というものではありません。
好きなファッション、好きなカルチャー、影響を受けたアーティスト、ライフスタイルなどなど。
単純に「どういうスタイルで革ジャンを着たいのか」で決めていいと思います。
また、2着目3着目の革ジャンを探しているという方であれば、あえて持っていないタイプの革ジャンを選ぶという選択もありかなと思います。
個人的には最近、A-2の革ジャンが欲しいなーなんて思っているんですよね。
ライダースジャケットばかりを所有しているので、時にはミリタリー系で変化をつけるのもありかなと!
今回の記事が革ジャンの購入を検討されている方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
それでは本日はこの辺りで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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