こんにちは、KENです。
さて、今週は毎度ご好評をいただいている“革ジャンvs企画”!
今回のテーマは…
『ジャストサイズvsゆったりサイズ』です。
革ジャンのサイズ感で悩む人はとても多いのではないでしょうか。
「S,M,L」の3サイズ展開ならまだしも、レザーブランドのように、「34,36,38,40,42,…」とサイズ展開が多いものだとサイズ迷子になりがち。
(いや、ありがたいことなんですけどね 笑)
そんなサイズ感問題を解決すべく、今回はサイズ感の異なる2着の革ジャンを比較し“どちらの革ジャンが使いやすいのか”を決めていこうと思います!
サイズ選びに迷っている方必見!
ぜひ最後までチェックしてみてください。
レザージャケットはサイズ感が超重要
革ジャンを選ぶ上で、非常に重要となってくる“サイズ感問題”。
事実、革ジャン好きの方70名に聞いたアンケートでは、「革ジャンで一番重要なのは?」という質問に対して、42%の方が「サイズ感・シルエット」と回答いただきました。
それくらい革ジャンにとって、サイズ感というのは重要なポイントなのですね。
とは言え、正解がないからこそ困ってしまう…。
今回比較する、“ジャストサイズの革ジャン”と“ゆったりサイズの革ジャン”は以下の2つ。
[ジャストサイズの革ジャン]
ジャストサイズのレザージャケットはこちら。
リアルマッコイズ別注のルイスレザーになります。
サイズは38。
(肩幅:41cm 身幅:49cm 着丈:61cm 袖丈:63cm)
[ゆったりサイズの革ジャン]
そしてゆったりサイズのレザージャケットがこちら。
アンダーカバーの名作、08ライダースです。
サイズは2を着用しています。
(肩幅:42.5cm 身幅:50cm 着丈:63.5cm 袖丈:64cm)
ゆったりサイズと言っても、オーバーサイズなどではなく、“ワンサイズ上”くらいの認識で考えてもらえるといいかと思います。
着丈や腕回りにちょっと余裕を感じるサイジングになっています。
本当は同じブランドのサイズ違いで比較したかったのですが…
ご用意できなかったので、現在手持ちのサイズが異なる2型でご了承ください。
そして今回の審査項目は以下の4つ。
②着回し
③実用性
④経年変化
それでは「どっちのサイズ感の方が使えるのか」について比較していきたいと思います!
着用時の見ため
まずは、“着用時の見え感”で比較していきます。
見え感のポイントとなるのは、すばり「見ための格好良さ」。
もちろんこれは“好み”で大きく左右する問題なので一概には言えないのですが…
ここは敢えて、王道の革ジャンスタイルとも呼べる、Tシャツで合わせた時の見え感でジャッジしたいと思います。
(↑ジャストサイズの革ジャン)
(↑ゆったりサイズの革ジャン)
んー…Tシャツスタイルに限って言えば、“ジャストサイズ”の方がハマるのではないでしょうか。
特に、ファスナーを開けて着用した場合であればなおさらです。
ただし!
閉めて着用した場合に関しては、個人的にはゆったりサイズの方が見え感が良いと思っています。
(↑ジャストサイズの革ジャン)
(↑ゆったりサイズの革ジャン)
どちらも全然ありなので、甲乙つけがたいところではありますが…
Tシャツスタイルに限って言えば、“ジャストサイズ”の方がしっくりくるのではないでしょうか。
特に腕周りや着丈のバランスなどは、やはりジャストサイズの方がシルエットがきれいに出ますね。
着回しやすさ
続いては“着回しやすさ”で比較してみます。
着回しで重要なのは「汎用性が高い」ということ。
つまりどんなインナーやボトムでも合わせやすく、どれだけ幅広いスタイルに対応できるかがポイントとなります。
(パーカーを入れたコーディネート)
そう言った点においては、厚手のインナー等を着込むことができる、“ゆったりサイズ”の革ジャンの方が幅広い着こなしに対応できるのではないでしょうか。
また以前記事でも検証したように、ワイドパンツなどのボリューム感のあるパンツと合わせる際は、ゆったりとしたサイズ感のレザージャケットの方がバランス良くまとまっていました。
(↑ジャストサイズの革ジャン)
(↑ゆったりサイズの革ジャン)
一方ジャストサイズの革ジャンに関しては、厚手のインナーを入れることが難しいため着用できるシーズンが限られてしまいます。
上からアウターを羽織るなど、着こなしを工夫すれば冬場でも全然いけちゃいますけどね。
(革ジャンの上にモッズコートを合わせたコーディネート)
総合的に見ると、着こなしの汎用性という点においては、“ゆったりサイズの革ジャン”の方が使い勝手はいいのかなと思います。
実用性
3つ目の比較項目は“実用性”です。
着回しやすさと重複していまう点もありますが、実用性でポイントとなるのは「着用感や機能面」。
また、「どれだけ長く愛用できるか」という点も重要なポイントとなってきます。
※もちろん革の種類にもよりますが、ここでは同じ革だった場合と仮定して比較してみます。
着用感で言うと、ゆったりサイズの革ジャンの方がストレスなく着用できるという利点があります。
そんなこと当たり前だろ!と思うかもしれませんが、これって結構重要なポイントなんです!
これは実体験なのですが、年齢とともに着用時にストレスを感じてしまう服というのは、どうしても着用頻度が減ってしまう傾向にあります。
なんか着用するのに気合がいるというか…
長時間歩く外出だったりするとどうも敬遠してしまいます。
一方、着用時にストレスが少ないアイテムは気軽に着用できるので、使えるシーンも広く必然的に着用頻度が高くなります。
また加齢とともに体型が変わってしまうという方も多いと思いますが、少しの体型の変化にも対応できて、永く愛用できるのは“ゆったりサイズ”の革ジャン強みだと思います。
経年変化
最後の比較ポイントは、革ジャンの醍醐味とも言える“経年変化(エイジング)”。
双方の革ジャンを着込んだ場合、「どちらの方がより経年変化を楽しめるか」で比較したいと思います。
※こちらも革の種類によって風合いが異なるため、ここでは同じ革だった場合と仮定して比較してみます。
これに関しても一概には言えない部分もありますが、基本的には“ジャストサイズ”で着用した方がシワ感やあたりがしっかりと出る傾向にあります。
遊びが少ない方が腕の曲げ伸ばしによるシワ感がくっきりと付きやすく、身体への馴染みが早いためです。
そのため、革の経年変化を分かりやすく存分に楽しみたいという方にとっては、“ジャストサイズ”の革ジャンがおすすめです。
まとめ
ということで今回は『ジャストサイズvsゆったりサイズ』をテーマに、どちらの革ジャンが使いやすいのかを比較していきました。
今回の内容をまとめるとこんな感じです。
・王道の革ジャンスタイルならジャストサイズ
・シワ感が出やすく、経年変化をより楽しめる
・幅広いコーディネートに対応できる
・ストレスが少なく気軽に着用できる
決してどちらが“良くて”どちらが“悪い”というわけではなく、ご自身のスタイルや重視するポイントによって、サイズ感を選んであげるべきだと思います。
つまり、経年変化を含めたルックスを重視したい人は“ジャストサイズの革ジャン”。
機能性や実用性などを重視したい場合は“ゆったりサイズの革ジャン”。
といった基準で決めても良いのではないでしょうか。
例えば、サイズの36か38で迷った時。
もしくはルイスレザーのレギュラーフィットを選ぶのか、それともタイトフィットを選ぶのか。
そんな時に今回の内容を少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
それでは本日はこのあたりで。
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