こんにちは、KENGOです。
さて!
前回予告していた通り、今週は『ビッグシルエットの革ジャン』をテーマにお話ししていきたいと思います。
革ジャン好きの中でも賛成派と反対派に分かれる“ビッグシルエットの革ジャン”。
巷ではこれを“ビッグシルエットの革ジャン有り無し論争”と呼んでいます(たぶん)。
このブログを読んでくださっている方の中にも、「オーバーサイズで着こなす革ジャンなんて邪道だ」と、思っている方も少なくないはず。
そこで今回は、実際にビッグシルエットの革ジャンを購入してみた僕が、“ビッグシルエットの革ジャン”について思うことを色々とお話ししていきます。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
ビッグシルエットの革ジャン 有り無し論争
「やっぱり革ジャンってのはジャストサイズで着てナンボだろ!」
「いやいや、今っぽく着こなすなら革ジャンだってオーバーサイズでしょ!」
ビッグシルエットが世の中に根付きはじめた2020年以降。
我々革ジャン好きの間でも、このような論争がたびたび繰り広げられてきました。
ではまず僕の見解からお伝えします。
僕はビッグシルエットの革ジャン…
“有り”だと思います。
いや、もう少し厳密に言うと…
ここ数年で価値観が変わり、「ビッグシルエットの革ジャンも“1つの選択肢として有りかな”」と思うようになりました。
ではなぜビッグシルエットの革ジャンを受け入れたのか?
そこの理由も合わせてお話していきたいと思います。
革ジャンに何を求めるのか?
そもそもなんですが…
革ジャン好きの中でも“前提条件”によって、ビッグシルエットの革ジャンが“有り”か“無し”か…
その答えが変わってくると思うんですよね。
“前提条件”っていうのは具体的に、「革ジャンに何を求めるのか?」ということ。
例えば、“革の経年変化(エイジング)を存分に楽しみたい人”。
この人たちにとってビッグシルエットの革ジャンは“無し”だと思います。
なぜならタイト〜ジャストサイズの革ジャンに比べ、オーバーサイズで着る革ジャンは経年変化が出にくいから。
一方で、“とにかく革ジャンを楽しみたい人”。
(この定義もちょっと曖昧なのですが…)
この人たちにとっては、ビッグシルエットの革ジャンもひとつの選択肢として“有り”だと思います。
理由は、ビッグシルエットの革ジャンは汎用性が高く、ロングシーズン着用できるというメリットがあるからです。
このように「革ジャンに何を求めるのか?」もしくは「革ジャンをどのように着たいのか?」によって、有りor無しの意見が分かれるのだと思います。
そして僕はここ数年で、この価値観(前提条件)が変化しました。
そのことで「ビッグシルエットの革ジャンも“一つの選択肢として有りかな”」と思うようになったというわけです。
僕がビッグシルエットの革ジャンを受け入れた理由
続いては、“僕がビッグシルエットの革ジャンを受け入れた理由”についてお話ししたいと思います。
僕の中で価値観が変化した要因は以下の3つ。
・生活スタイルの変化
・気候の変化
1つ目は“世の中の着こなしの変化”。
ここ数年で定着したビッグシルエット(オーバーサイズ)。
僕自身、流行りはじめは抵抗がありました。
が、、、さすがにここまで浸透するとこのサイズ感にも慣れてくるものです。
むしろ革ジャン以外のアイテムでは、リラックスシルエットのアイテムを選ぶことの方が増えてきました。
2つ目の“生活スタイルの変化”。
ライフスタイルが変わったことで、休日は“なるべく動きやすい洋服”を選ばざるを得なくなってきました。
そうなるとどうしても出番が減ってしまうジャストサイズの革ジャン。
でも革ジャンを着て出かけたい…そんな葛藤がありました。
(もちろん自宅ではほぼ毎日着ていますが)
3つ目は“昨今の気候の変化”。
これは僕の中でも結構大きな要因です。
最近ほんとに革ジャンを快適に着用できる気温の時期が激減してしまきましたよね。
今年の春なんかが最たる例です。
一方でビッグサイズの革ジャンであれば、インナー次第でロングシーズン着用できるのでは?…と考えたわけです。
要約すると…
経年変化を楽しめるジャストサイズの革ジャンを好んでいましたが、着用できる機会が激減。
そこで“ビッグシルエットの革ジャン”にもチャレンジしてみた。
…という感じです。
ビッグシルエットの革ジャンに感じる“葛藤”と“矛盾”
…とは言えですね、
僕も根幹は“革ジャンのエイジングが好き”な人間。
ビッグシルエットの革ジャンには、どうしても受け入れ難いいくつかの葛藤や矛盾点を感じていました。
まずビッグシルエットの革ジャンを受け入れる上での“葛藤”。
自分には革ジャンを好きになったキッカケがあります。
それは若い時に影響を受けたアーティスト達が、ライダースをバシッと格好良く着こなしていたからー。
そしてそのアーティスト達は、やはりジャストサイズの革ジャンを着ていました。
そういった背景もあって、自分の中では“ジャストサイズの革ジャンが正解”であり、“一番かっこいい革ジャン”という概念がどうしても塗り替えられません。
さらにビッグシルエットの革ジャンには“矛盾点”も感じています。
僕の認識としては…
革ジャン=「長年愛用できるアイテム」
ビッグシルエット=「トレンド性が強いアイテム」
というもの。
つまり…
「長年愛用できるはずのオーセンティックな革ジャンというアイテムを、トレンド傾向の強いビッグシルエットで着るのはどうなのか?」という疑念が付きまとうわけです。
これはね…なかなか払拭できない考えなんですよね。
どうなんでしょう。
このモヤっとした気持ち…共感していただける方は少なくないと思います。
“ビッグシルエットの革ジャン”という1つの選択肢
ただですね…
これは決して“どちらか1つを選べ”と選択を迫られているわけではありません。
前述した通り、自分の革ジャンコレクションの中に、ビッグシルエットの革ジャンを1つ加えても良いかなと思った次第です。
実際問題、長年オーセンティックなレザージャケットを展開し続けてきたブランドでさえも、近年ではビッグシルエットのレザージャケットをリリースしています。
ファインクリークやサンセットベイ、ストラムなどもビッグシルエットのモデルを展開しているようです。
つまりこれは何を意味するのか…
レザーウェアブランド側も「こういったモダンな革ジャンもどうですか?」っていう提案をするフェーズに入ったということです。
(もちろんビジネス的な戦略も込められていると思いますが…)
そういった観点から見ても、生粋の革ジャン好きが“ビッグシルエットの革ジャンをワードローブに加える”ってのは、1つの選択肢として有りかなと思います。
そしてそして…
続いては、僕が実際にビッグシルエットの革ジャンを購入してみた感想。そしてメリット・デメリットなんかをご紹介していきたいのですが……
すでに長くなりすぎたので、この続きはまた次週お話していきたいと思います。
まとめ
ということで今週は『ビッグシルエット革ジャン』について、僕のなりの考えをお話しさせていただきました。
すみません!いろいろと語りたいことが多すぎて、またまた週を跨いでしまうことになりました…。
この記事を見て、「そんな小難しいこと考えず、好きな方を着りゃいいじゃん」って感じる人もいるかもしれません。
いや…まぁそうなんですけどね(笑)
好きすぎる故に、いろいろとこだわりが生まれてくるものなんですよ。
何はともあれ、今回僕が伝えたかったのは、
「ビッグシルエットの革ジャンも、革ジャンを楽しむための1つの手段として有りなんじゃないか」って話です。
一応補足しておきますが、
僕もビッグシルエットの革ジャンを何でもかんでも受け入れるというわけではありません。
自分の中での線引きがあります。
デタラメにデカすぎるシルエットは抵抗ありますし、あとは革の風合いもすごく重要になってきます。
その辺りも含めて次回お話ししていきたいと思います。
そんなわけで次週は…
『僕が実際にビッグシルエットの革ジャンを購入してみた感想。』
さらには今回の内容も踏まえて、『“ビッグシルエットの革ジャン”に対する皆さまのご意見』もご紹介できればなと考えております。
近日中にまたインスタの方でアンケートを取らせていただきたいと思います!
お盆休み中の方も多いと思いますが…
ぜひ皆さまのご意見を聞かせていただけますと幸いです。
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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