こんにちは、KENです。
まだまだ暑い日が続いていますが、9月に入ったということもあり業界的には秋物アイテムが立ち上がり出す時期です。
ネットやSNSを見ていると、新作革ジャンなんかも続々とリリースされているようでワクワクしますね!
そんなわけで今週は久しぶりの登場、『iade leather (イアデ レザー) の新作』をピックアップしたいと思います!
今期iade leatherからリリースされたのは、某ブランドでも使用されているあの国内最高峰の鹿革との情報が…!
SNSなどで知って気になっている方も多いのではないでしょうか?
今回はサンプルをお借りしたので、実際に見て触って着た感想をばっちりレビューしていきます。
ぜひ最後までチェックしてみてください!
iade leatherとは
まずはiade leatherというブランドについて、簡単にご紹介します。
このブログでも過去何度かピックアップしており、僕自身も愛用しているレザーウェアブランド“iade leather”。
なんといってもその特徴は、完全受注生産で“オーダーできる革ジャン”という点。
しかも、名だたるブランドの革ジャン製作に携わってきた職人兼オーナーが作成されているので、そのクオリティはお墨付き。
にも関わらず、オーナーお一人でされいるということもあり、オーダーメイドとしてはありえない価格設定になっています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください
コスパがヤバい!?iade leatherの“オーダーメイドライダース” >>
iade leatherの新素材
そんなiade leatherから、今回新たに登場した新作というのがこちら!
厳密には新型というよりは、“新しい革素材”が登場したということになります。
今までiade leatherで選べる革というのは、カウレザーとホースレザーの2種類でした。
(持ち込みの革を使用することは可能)
そして今回満を持して登場したのがこの“ディアスキン(鹿革)”になるわけです!
今回新しくラインナップに加わった鹿革は、ブラックとブラウンの2色展開となっております。
何気にiade leatherでブラウンカラーは初登場ですね。
しかもただの鹿革ではありません!
革ジャン好きなら耳にしたことがあるであろう、名門タンナー“藤岡勇吉 本店”の鹿革を使用しているとのことです。
革ジャン好きの方からすると、非常に興味をそそられる逸品ではないでしょうか。
では実際にこの鹿革がどんなものなのか?
お借りしたサンプルを基に詳しくご紹介していきたいと思います!
名門“藤岡勇吉 本店”のディアスキン
前述したように、今回のディアスキン(鹿革)は、世界屈指の鹿革専門のタンナー“藤岡勇吉 本店”のディアスキンを採用しています。
“藤岡勇吉 本店”というと創業135年の歴史をもつ非常に有名なタンナーさん。
革ジャン業界でも力を入れているブランドが、この“藤岡勇吉 本店”のディアスキンを採用しています。
こちらのディアスキンの詳細についてまとめてみました。
染色:染料素仕上げ
厚み:1.6mm~1.8mm
質感:マット
1.8mmの肉厚レザー
まずこちらの革の第一印象ですが「めちゃくちゃ肉厚なレザーだな」と感じました。
ディアスキンというと“革のカシミア”と呼ばれており、非常に柔らかく着心地の良い革として知られています。
その反面、革特有の“ハリ”や“力強さ”には欠けており、物足りないと感じる方も多いはず…
しかしこちらのディアスキンは、1.6mm~1.8mmと非常に肉厚で重厚感のある風合いの鹿革を使用しています。
漉き加工(厚みを薄くする加工)をすることなく、原皮のままの厚みで作製しているそうなのです。
通常の馬革や牛革で1.8mmともなると、重厚感はあるものの動きにくく実用的とは言えません。
しかしディアスキンだからこそこの厚みがあっても、機能性を担保されつつ肉厚レザーならではの重厚感も味わえるということになります。
落ち着きのあるマットな質感
ディアスキンのもう一つの特徴といえばこの“シボ感”。
柔らかいタッチ感とは相反して、革らしい大きめのシボが魅力だと思います。
僕はディアスキンに限らず(アイテムにもよりますが)シボのある風合いの革が好みなので、ディアスキンは好きなんですよね。
また“染料染めの素上げ”なので、革の表面の風合いを生かしたままの表情に仕上がっています。
革の風合いはというと、光沢感は抑え気味でややマットな質感に。
おそらく着込むほどに艶が増し、色味も深くなってくるタイプの革ではないでしょうか。
僕は比較的マットな質感の革ジャンが好きなので、この風合いはかなり好みです。
“あの革ジャン”との比較
「“藤岡勇吉 本店”のディアスキン」と聞くと、あの革ジャンを連想される方も多いのではないでしょうか。
そう、リアルマッコイズ 別注のルイスレザー。
同じく“藤岡勇吉 本店”の鹿革を使用した革ジャンということなので、風合いなんかを比較してみました。
(iade leather)
(Lewis Leather)
(左:iade leather/右:Lewis Leather)
画像で見ても一目瞭然。
個体差もあると思いますが、革の風合いが結構違います。
リアルマッコイズ別注モデルも光沢は少ない方ですが、iade leatherはよりマットな質感になります。
ただ肉厚で重厚感があるのは間違いなくiade leatherのディアスキンですね。
同じタンナーの鹿革だといっても、使用する革の厚みや鞣しなどの工程によって全く雰囲気が変わってくるようです。
面白いですね。
もちろんどちらが良いというわけではなく、あくまでお好みの問題になりますので、参考までに比較していただけると幸いです。
着用してみると…
最後に僕が着用した雰囲気をご紹介します。
170cm/55kgが着用するとこんな感じ。
(ブラック/Sサイズ)
(ブラウン/Mサイズ)
さすがはディアスキン。1.8mmもあるとは思えない着心地の良さです。
マットな質感で落ち着きのある雰囲気に映ります。
あとこのマットなブラウンカラーも新鮮でいい色味ですよね!
この革を採用する上で、このブラウンカラーも後押しになったそうです。
こちらはサンプルなのでダブルライダース仕様となっていますが、シングルやセミダブル型などもオーダーが可能です。
もちろんサイズ感に関してもオーダー可能なので、自身の身体にフィットしたシルエットで作成することができます。
個人的には襟付きシングルなんかをこのディアスキンで作ったら格好いいだろうなぁ…なんてイメージを膨らませていました。
・・・ほしい!!
まとめ
ということで今週は『iade leatherの新作』についてご紹介してみました!
いやー、相変わらずコスパめちゃくちゃいいですよね。
だって藤岡勇吉 本店の鹿革を使用して、さらにはセミオーダーできて158,000円ですよ?
いや、もちろん金額として見たら高額ですけど、昨今の革ジャン事情を考えるとめちゃくちゃコスパいい革ジャンだなって思います。
今までディアスキンに対して「着ごたえがない!」と敬遠していた方にとっても、きっとイメージを覆すほど重厚感のある鹿革だと思います。
僕も年々“着やすさ”を重視してしまっていますが、こういった“革らしさ”を担保してくれる鹿革は普通にいいなって感じました!
気になる方はぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
iade leatherの新作はこちら>>
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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