あのブランドがまた値上げ!? 革ジャンの価格改定について…

こんにちは、KENです。

4月に入ったタイミングで、身の回りの至る所でまた物価の値上げが実施されました。
もちろん我らが革ジャンにも影響が…

ショットや666など革ジャン界隈を代表するレザーブランドも、この4月に価格改定を実施したようです。

この値上げは一体いつになったら収まるのでしょうか。

というわけで今週は『革ジャンの値上げ』をテーマに、昨今の革ジャンの値上げ事情について見ていきたいと思います。

“今後値上げするであろうレザーブランド”や、
“革ジャンの価格変動のこれから”について考察していきたいと思います。

果たしてこの値上げの波はいつまで続くのか？
今後革ジャンの価格帯はどのように変動していくのか？

ぜひ最後までチェックしてみてください！

昨今の革ジャンの値上げ事情について

まずは“レザージャケットの値上げ事情”について見ていきたいと思います。

ご存知の通り、ここ1年ほどで様々なブランドさんがレザージャケットの価格改定に踏み切っています。
もちろんこれはレザージャケットに限らず、アパレル分野…いや、身の回りの物価が全て高騰していますよね。

もともと高単価であるレザージャケットは、わずか数パーセント価格が上がっただけでも結構な額が上がってしまいます。
またレザージャケットというのは定番品としての展開が多いため、値上げするとより目立ってしまうという特徴もあります。

他のアパレルアイテムであれば、新作から価格を上げるというブランドさんも多いようです。
しかし、何十年も定番品を展開し続けているレザーウェアブランドにはそれが出来ませんからね。

レザージャケット値上げの主な原因としては、人件費、輸送費の上昇に伴う原皮の原価高騰。
ほとんどの革製品というのは、製作工程で少なからず海外企業が関わることも多いため、昨今の円安事情が大きく影響してきています。

ブランド側も利幅を上げようと思って値上げをしているのではなく、“原料高騰のためやむを得ず値上げに踏み切った”というのが現状なのでしょう。

一応僕も革製品を扱っている仕事をしているので、メーカーさんの気持は痛いほどに理解しているつもりです。
とは言えいち消費者目線からすると、やっぱり昨今の値上げは正直キツいですよね…。

今年に入って値上げしたブランド

直近で値上げを実施したレザーウェアブランドをピックアップしてみました。

おそらくここ1年ほどで、ほとんどのレザーウェアブランドが価格改定を行ったのではないでしょうか。
逆にむしろこれだけの情勢で値上げしていないということは、もともと利益をガッツリとっていた可能性も…！？

ブランドによっては、やむを得ず2度目の値上げを強いられたところもあるようです。

うーん、今後革ジャンはどうなっていくのか？

今後も革ジャンは価格高騰していく？

僕の予想では、まだしばらくレザージャケットの値上げの波は止まらないと思っています。

もちろん全部が全部というわけではありませんが、海外のブランドはもう何段階か値上げに踏み切らざるを得ないのではないでしょうか。

ちなみに現時点で今後値上げを発表しているレザーウェアブランドが、皆さんご存知Lewis Leathers (ルイスレザーズ)。

すでにルイスレザーでは2023年5月1日より、一部の商品に関して価格改定を行うとのアナウンスが入っています。
ちょうど1年前にも値上げしたのがまだ記憶に新しい出来事でしたが…

おそらくルイスレザー以外にも、今後値上げをする予定のブランドも多いと思います。
またアナウンスしないものの、2023 AWのタイミングでしれっと値上げする、いわゆる“ステルス値上げ”を実施するブランドもいくつかあるのではないでしょうか。

この辺りはブランドや企業の経営力が垣間見えるタイミングなのかもしれませんね。

革ジャンの相場が変わる？

価格改定が行われる中で、今後レザージャケットの相場はどのように変化していくのでしょうか。

僕の予想では、ここ3年ほどでさらにレザージャケットの相場はグッと上がると思います。

一度上がった価格というのは、基本的には下がらないものです。
仮に今の情勢が変わり円高やデフレになったとしても、レザージャケット（特にレザーウェアブランドの定番品）の価格は下がることはないはずです。

つまりレザージャケットは、“今が底値”である可能性が高いということになります。

毎度毎度値上げする前に「今が買い時！」と言われていますが、いずれ買おうと思っているのであれば値上げ前に買うのが賢いお買物なのかもしれません。

安く買える革ジャンってどうなの？

レザージャケットの値上げが続く中、一方で低価格（1〜3万円台）の革ジャンはまだまだ根強く残っています。

おそらくリプロダクトレザーやD2Cブランドなどあらゆる方法で原価やコストを抑え、この価格帯での販売を可能にしているのだと考えられます。

ただ現状から考えると、基本的に低価格のレザージャケットというのは“品質も値段相応である”可能性は非常に高いと思います。
そして何より数年前に比べると、同じ低価格帯のレザージャケットでも品質はずいぶん落ちている印象です。

もちろん“気軽にレザージャケットを楽しめる”という意味ではすごく意義あるアイテムだと思いますし、「いちファッションアイテムとして革ジャンを楽しみたい」という方にとっては全然ありだと思っています。

ただですね、
「念願の革ジャンを買うんだ！」と、ある程度革ジャンに対する熱量をお持ちの方には、低価格帯（1〜3万円台）のレザージャケットは正直あまりお勧めできません。

なぜならば、上記のレザージャケットでは“革の風合いや経年変化を楽しむ”ということが難しいからです。

同じお金を出すのであれば、二次流通（中古市場）で出回っている定価の高いレザージャケットを購入した方が良いと僕は思います。

まとめ

ということで今週は『革ジャンの値上げ』をテーマに、昨今のブランドさんの動きから今後の革ジャンの値上げ事情について考察してみました。

おそらく今後も段階的に価格改定を行うブランドさんは、どんどん増えてくるのかなと予想しています。

前述したように、これらの値上げというのはブランドさんもやむを得ずの決断。
決してブランドさんが悪いというわけではありません。
僕たちの大好きな革ジャンブランドが衰退していかないためにも、この価格改定は受け入れていかなければならない事態なのかもしれません。

んー…
これからは無駄な出費を減らしてコツコツお金を貯めるか。。。

ただポジティブに考えれば、今持っている革ジャンの価値が市場的にも気持ち的にも上がっているということ。

そう考えると、今所有している革ジャンもしくはこれから買おうとしている革ジャンを「少しでも永く、大切に愛用しよう」という気持ちが増幅するはずです。

この件について、革ジャン好きの皆さんはどのようにお考えでしょうか。

是非コメント欄などでご意見をいただけると嬉しいです！

それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます！

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