こんにちは、KENGOです。
3月1日に発売された、巷で話題の“GU × UNDERCOVER”コレクション。
皆さんチェックされましたでしょうか?
僕自身、特に待ち望んでいたというわけではなく「仕事終わりにちょっと覗いてみるか」くらいのテンションでした。
しかし!
その中にどうしても(ある意味)気になるアイテムが1つ。
それが今回の目玉アイテムでもある“フェイクレザージャケット”。
今まで一度もフェイクレザーのジャケットを買ったことがないけど、最近の合皮ってどんな感じなんだろう?
これは革ジャンブロガーとして一度はチェックしておかなくては…
ということで今週は『革ジャン好きがはじめて合皮のレザージャケットを買ってみた』と題して、GU × UNDERCOVERのフェイクレザージャケットをレビューしてみたいと思います!
果たして現代の技術で作り上げる合成皮革とはどのようなものなのか!?
そして合成皮革を使ったレザージャケットの評価とは!?
今回は珍しくホットな話題に、オトコフクDX目線で切り込んでいきたいと思います。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
GU×UNDERCOVER
UNDERCOVER (アンダーカバー)は、デザイナーの高橋盾によって設立されたファッションブランド。
多くの熱狂的ファンを持ち、日本のファッション業界を牽引するブランドとして幅広い世代から支持されています。
僕自身アンダーカバーについてそこまで知見があるわけではありません。
しかしそんな僕ですら、アンダーカバーと名作とも呼ばれる“08ライダース”を過去に2着所有していました。
>>【アンダーカバーの名作「08ライダース」を購入してみた!】
このライダースもほんとかっこいいんですよね。
そんな日本を代表するデザイナーズブランドUNDERCOVERと、日本のファストファッションブランドGUのコラボレーションは今回で3回目。
発売前からも非常に注目度の高いコレクションでした。
果たして“ジーユー×アンダーカバー”のフェイクレザージャケットは、本家アンダーカバーのエッセンスがどこまで落とし込まれているのか!?
GU×UNDERCOVERのフェイクレザージャケット
それではこのGU×UNDERCOVERのフェイクレザージャケットについて見ていきたいと思います。
2WAYライダースジャケット ¥7,990
ちなみにアンダーカバーにとって“ライダースジャケット”はアイコニックアイテムの1つ。
デザイナーの高橋盾さん自身もヴィンテージのルイスレザーを愛用しており、ライダースジャケットとは関わりの深いブランドであることがわかります。
そして本コレクションのメインビジュアルでも着用されており、今回の目玉アイテムとして打ち出しているようです。
デザイン
デザインはロンジャンのライトニングタイプをベースとしたダブルライダースジャケット。
細かいポイントで言うと、両サイドのアジャスターベルトが高い位置にあるのが特徴的です。
また、このジャケット一番の特徴は、袖部分が着脱できる2WAY仕様だという点。
ただ実際に袖を外して着用する頻度は少ないんじゃないかなという印象。
ディテール
目玉アイテムというだけのことあって、ディテールにもかなり拘りを感じます。
ファスナートップやバックル、リベットなど、金具パーツは全てロゴが入ったオリジナルパーツを使用。
ネット上では「バックルの金具が安っぽい」などという声もあがっていましたが…
僕はそんな言うほどでもないかなと思いました。
10万以内のライダースでも、これくらいのパーツが使用されていることも多々あります。
こういったディテールを見ると、今回のコレクションへの力の入れ具合が計れますよね。
マテリアル
さて!
気になる素材についてです。
素材には、スムースレザータッチの合成皮革を使用しています。
ちゃんとシボ感などもリアルに表現されており、見た目だけでいえば本革に見えるつくりだと思います。(強いて言えば羊革に近い風合い)
しっとりとしたタッチ感もあって、そこまで本革を見慣れていない人だったら識別できないかも…くらいのレベルです。
ただこの合皮がどれくらいのクオリティかと聞かれると……結構難しいですね(笑)
例えば15万円以上するレザージャケットの革と比べるならその違いは歴然。風合いが全く異なります。
ただ、安価(3万前後)で販売されているようなレザージャケットの革と比べると「あぁ、確かにこんな風合いだな」って納得できます。
家にあった“風合いの似ている革(レディースのラムレザージャケット)”との比較です。
この画像だけだと見分けつかなくないですか?
そういった意味では、ある意味“リアルレザーに近い風合い”とも言えるのでしょうか。
ここに関しては、後ほどじっくり深掘りしていきたいと思います。
サイズ感・シルエット
そしてサイズ感とシルエット。
着用するとこんな感じです。
(170cm/55kg : Mサイズ着用)
シルエットに関しては、ややリラックス感のあるモダンなシルエットになっています。
僕たち革ジャン好きの方が好むであろう、オーセンティックなシルエットではありません。
ただアンダーカバーのインラインでもオーバーサイズのライダースジャケットはリリースされているので、“ブランドらしさ”っていうのはしっかり表現されているのかなと感じます。
総合評価
総合的に見ると、アイテムとしては悪くないんじゃないかなと感じました。
もちろん見た目に関しては好みもあるでしょう。
そしてコアなアンダーカバーファンが見ると、きっと思うところもあるはずです。
素材に関してはさておき、デザインやディテールについては上手くアンダーカバーのエッセンスが組み込まれているように感じます。
それでいて価格帯もGUだから出せる価格設定。
さすがはGUだなと思います。
…と、ここまでが“GU×UNDERCOVERの2WAYライダースジャケット”のレビューでした。
ではここからは、革ジャン好きの観点で“フェイクレザージャケット”に対するレビューをしていきたいと思います。
やっぱり“合皮”はどこまでいっても“合皮”
今回このフェイクレザージャケットを購入してみて思ったのは、「結局合皮はどこまでいっても合皮なんだな」というのが正直なところ。
確かに今回のフェイクレザーは、見た目に関して言えば本革に近い風合いなのかもしれません。
例えば10cm四方のスワッチなどで見比べれば、僕も本革と見間違えてしまうと思います。
しかしプロダクト(レザージャケット)になった状態で比較すると、やはりその差は歴然。
なんて言うんでしょう…
“天然素材ならではの温かみ”っていう部分が明らかに欠けているんですよね。
触った時のタッチ感。
光の反射具合。
着用した時の肩にかかる重み。
シワやシルエットの出かた。
もちろんこれが現代技術で作れる最高のフェイクレザーだとは思っていませんが、仮にもアパレル大企業が採用した合成皮革。
おそらくそれなりに高い技術を用いられ、最適化された合成皮革素材だと考えられます。
そう考えると現代の技術をもってしても、やはり天然皮革の“あの風合い”は再現できないのだなと強く認識しました。
まとめ
ということで今週は『革ジャン好きがはじめて合皮のライダースジャケットを買ってみた』と題して、GU × UNDERCOVERのフェイクレザージャケットをレビューしてみました。
本当はもう少し合皮のレザージャケットについて深掘りしていきたかったのですが…
長くなってしまいそうなので、また別の機会にご紹介したいと思います。
後半にかけて合皮の批判になってしまいましたが、決して今回ご紹介した“GU × UNDERCOVERのフェイクレザージャケット”を否定しているわけではありません。
「何を求めて購入するのか?」によってその良し悪しは変わってくるもの。
デザイン性やディテール、そして話題性や価格帯なども加味すれば、普通にいいアイテムだと思います。
リーズナブルにアンダーカバーの世界観に触れたいという方にとっては全然ありでしょう。
一方で「それなりの革ジャンが欲しい」と思っている方や、「革ジャンの経年変化を楽しみたい」と思っている方など、本革ジャケットの変わりを求めている方には正直おすすめできないアイテムです。
いくらリアルレザーに近い風合いのフェイクレザーだからと言っても、“革ジャン”として見た時には全くの別物と考えるべきだと思います。
もし購入を考えている方は、その点も注意してご検討ください。
まだ店舗などには残っていると思うので、ぜひ皆さんの感想なんかも教えていただけると幸いです。
それでは本日はこのあたりで。
最後までご覧いただきありがとうございます!
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